2024年04月18日( 木 )

糸島市、都市構造を4つに大別~多極ネットワーク型コンパクトシティへ

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 糸島市は「第2次糸島市国土利用計画」の策定を進めており、同計画に可能な限り市民の声を反映させるべく、パブリックコメント(意見公募)を実施している。また、これに合わせて「第2次糸島市国土利用計画(案)」も公表された。

 同計画(案)では、糸島市の魅力でもある
(1)自然環境の保全と共生
(2)地域の特性への配慮
(3)地域資源の有効活用
(4)社会経済活動の向上
 が基本方針として掲げられている。

 具体例として、(2)においては、緑豊かな脊振雷山山系の森林地域(市南部)、玄界灘に面した海岸地域(市北部)、田園地域と旧唐津街道沿いの市街地(市中部)それぞれの特性に配慮したまちづくり、(4)については、鉄道沿線や九州大学伊都キャンパス周辺における、新たな居住者を確保するための計画的な市街地整備が挙げられている。駅周辺を中心とした市街地内の未利用地や、農用地の転換の有効活用などによる、自転車や徒歩で生活可能な、環境に優しいまちづくりを推進する。

 4つの基本方針に沿ったまちづくりを進めることで、市の将来における都市構造を「広域拠点」「地区拠点」「生活拠点」「学術拠点」に大別。各拠点の役割に応じた都市機能を集積させ、各拠点を交通ネットワークで有機的に結ぶことで、「多極ネットワーク型コンパクトシティ」を目指す。

糸島氏将来都市構造図(イメージ図)

<パブリックコメント実施中>
募集期間:21年1月5日(火)午後5時15分まで
※所定の用紙あり。提出方法や提出先など詳細はコチラ

【代 源太朗】

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