2022年05月24日( 火 )
by データ・マックス

第一生命19億円詐欺事件の闇(6)~虚構の正下文子・吉田美智子の母娘

 当サイトにて連載する、第一生命保険西日本マーケット統括部徳山分室(山口県周南市)を舞台にした架空金融詐欺事件では、当時80代の元営業社員(元特別調査役)の正下文子が、架空の金融取引を顧客にもちかけて不正に資金を集めていた。判明した被害総額は、約19億円。
 当事者である正下の動向に注目が集まるなか、「私もある意味だまされました」と名乗り出た、関西地方在住の第一生命契約者に取材を行った。

 Aは、正下文子の長女・吉田美智子(第一生命上席特別参与)との電話について、「(吉田さんは)顧客の管理などを会社側から禁止されたと言っておりました。私はそのまま続ければと申しましたが…。(吉田さんの)後任の方が挨拶に来ると言っておりましたが、まだきておりません。どちらでもいいのですが…」と言った。

 A は、11月28日の電話を最後に吉田から連絡を一切受けてない。「(吉田さんは)私のところに来づらいのでしょうね。その気持ちはわかりますが、実の母(正下)の行為は、許されることではありません。手紙での連絡のみでなく、私に直接、会ってひとこと詫びるべきではないでしょうか」(A)。

 Aは、正下の勤続50周年記念祝賀会や特別調査役就任を祝う会が過去に開催されたことについて、以下のように話した。

「地元の有力な政財界の方々が来賓として出席していた、と聞いております。周南市の市長や地元代議士の妻など、そうそうたる有力者が名を連ねておりました。(正下さんは)さぞかし大きな力をもっていたのでしょうね。田中耕三さんという権力者とともに、虚構での営業活動と詐欺…。

 正下さんがしたことはもう明らかですが、Net IB News以外のメディアは実名を出しませんね。新聞社やテレビ局も、『80代あるいは89歳の元営業部員』という表現に終始しております。諸事情があるのでしょうが、今回の詐欺事件は被害が多数の方に拡大しております。Net IB News以外のメディアも、『正下文子、吉田美智子』と名前を表に出すべきです。

 正下さんは、認知症とも言われておりますね。正下さんは認知症とされるなか、先日のテレビで報道された被害者とされる方との会話の音声では、はっきりした口調で、『必ずお支払いいたします』と上品な言葉遣いで応対しておりました。

 正下さんは、山口県(徳山)の病院に入院していると聞いておりますが、真偽は定かではありません。テレビで報道された会話の音声がいつ収録されたものかは、明らかでないものの、認知症かどうか…。吉田さんがそばに付いているかもしれません。いずれにしても、正下さんと吉田さんの両名、もしくはいずれかが世間に出て、誠実に詫びて償うべきです」

 女性Aは改めて吉田について、下記のように話した。

「(吉田さんの)はっきりした年齢は不明ですが、おそらく60歳前後ではないでしょうか。痩せ型の外見で、普通の女性です。吉田さんからは、前述した保険以外に、第一生命と提携するブランドのがん保険も契約しておりますよ。

 加えて、吉田さんを通して火災保険4件も契約しております。同じく第一生命と提携している損害保険ブランドです。地震保険とともに契約しております。全部吉田さんから(勧められた保険)です。

 吉田さんは、うまく甘えながら『契約してください』とこれらの保険を勧められたため、がん保険、自宅と私の実家の計2口の火災保険を契約しております。あまり口にすることではありませんが、吉田さんは私に対して不義理ですね…。不義理どころではなく、非礼ですね。吉田さんは、私の自宅にはもう来ることができないでしょう」

 現在も、正下・吉田の母娘がどこで何をしているのかは、不透明なままである。女性Aのように、多数の間接的な被害者も存在するだろう。

(つづく)

【河原 清明】

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