【立憲民主党/稲富修二】選挙で国民の支持を得るために何が必要か
立憲民主党 衆議院議員
稲富 修二(福岡県第2区)
福岡2区選出で立憲民主党の稲富修二衆議院議員(50)が23日、データ・マックス本社でインタビューに応じ、次期総選挙に向けた抱負を語った。
――立憲民主党のブレのなさ、ある意味で原理主義的なところはもちろん評価されるべきだが、こと「闘う」という意味では融通の効かなさが足を引っ張っていないか。自民党の支持率が不支持と逆転しているにも関わらず野党は流れをつくれないでいる。自民党の中に手を突っ込むくらいのダイナミックなことができないのか。
稲富 自民党は、野党がバラバラになったままで勝てる相手ではありません。本当に勝つつもりであれば、仲間を多くつくらなければ。つまり「大きな塊」をつくるということ、とにかく野党が一緒になってやるということです。自民党は、いかに投票率を下げて、いかに野党を分断するかを考えてさえいれば永遠に政権を握ることができます。では野党は何を目的にするかというところで、もちろん政策も重要ですが、まずは選挙で国民の指示を得ることが第一の目的にあるべきだと思います。
――たとえば「消費税ゼロ」をぶちあげて、国民の目を野党に向けさせることも必要では。
稲富 自民党ですら、公明党と主義主張が違うにもかかわらず連立しているわけです。河野太郎・行革相だって、もともと原発ゼロ論者だったのが閣僚になった途端に主張を180度変えてしまった。そういうことを平気でやる政治家が鎬(しのぎ)を削るのが、自民党なんです。どうやってその自民党に勝つのか、そこを考えなければなりません。自民党はじつはあらゆる面で妥協をして、さまざまなものを犠牲にしながら政権維持しているところもあります。そこをある意味では「学ぶ」ことができないと、政権はとれないと思いますね。野党のなかにもさまざまな意見があると思いますが、とにかくまとめる力が必要だと思います。
【データ・マックス編集部】