2024年04月26日( 金 )

新体制スタートの西友(5)コストに見合わない低価格販売

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 西友の利益が向上しなかったのは、コストに見合わない低価格販売が一因だ。売価は食品スーパーより安い上、クレジットカードによる購入には毎日3%、月3回の指定日には5%を値引きする。書き入れ時の12月は5%引きを5日行っている。イオンやサンリブ、ミスターマックスなどではカード客向けの5%オフデーはせいぜい月1回。

 西友は提携クレジットカード会社2社に手数料も払う必要がある。

 カード客対象の値引きは客単価を上げ固定客化に効果があるが、麻薬のようなものでいったん始めるとやめにくい。やめれば客が離れ売上が落ちるリスクがある。

 カード値引きはEDLP(毎日低価格)の基本に反する。ウォルマートの創業者サム・ウォルトンが唱えたEDLPは何時、誰がいっても同じ価格で提供することで客に安心感と店への信頼感をもってもらうのが趣旨。

※この記事は有料記事です。全文を読むには「流通メルマガ」の申し込みが必要です。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

流通メルマガのご案内

 流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1週間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームからお申し込みください。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

(4)

関連キーワード

関連記事