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2021年05月04日 08:00

西鉄「パークサンリヤン大橋」耐震強度問題~仲盛昭二氏、弁護士懲戒請求を提出!(6)

 前回に続き、原告側弁護士からの質問に対する仲盛氏の回答を以下に紹介する。


 (4)被告準備書面4に「2021年3月23日に被告らは国土交通省に対して『一級建築士でない者は構造設計一級建築士ではないのか』確認したところ、国土交通省も『その通りです』と回答した」との記載がありますが、06年改正後の建築士法により08年に新設された構造設計一級建築士は、一級建築士が5年以上の実務経験を経て受験可能な資格であり、現行の建築士法では構造設計一級建築士の資格は一級建築士の資格と連動しています。しかし、私 仲盛の場合、処分の対象となった建築物の建築確認の時期が建築士法改正の前なので、改正前の建築士法に基づく処分は構造設計一級建築士の資格に及んでいないのです。

パークサンリヤン大橋 被告の国交省に対して行った質問は、具体的な事実を隠して現行の建築士法に関する一般論での質問であり、この文書に述べたような事実を一切隠蔽したものです。被告の国交省への質問は当然のことながら文書にて行われたはずなので、一般論ではなく「仲盛昭二の事例」と特定して質問をしているのか、被告福永らから国交省への質問書類と国交省からの回答書類の提示を求めます。

 もし、被告が国交省に送付した質問書類に「仲盛昭二の事例」と明記されておらず一般論としての質問だったとすれば、被告が事実を隠蔽して国交省に質問を行った理由は、事実を伝えての質問では被告に不都合な回答になると考えたからにほかなりません。

 被告は、(一財)福岡県建築住宅センターに対しても「福岡市南区既存のマンション」という本件マンションの事実を隠して「福岡市中央区某所に計画中の14階建ての集合住宅」と偽った質問を行っていました。今回の国交省に対する質問においても具体的に「仲盛昭二の事例」であることを隠して質問を行なっていたのであれば、事実を隠蔽した質問という行為を繰り返していることになります。

 被告が、国交省に対して事実を隠した質問をしてまで法律の時系列を無視した主張を行なっている理由は、本件の本質的な争点について法的に正しく反論できないからです。

 (5)私 仲盛は、(公社)日本建築士会連合会会長に対し、一級建築士免許の交付について質問をしたことがあります。日本建築士会連合会会長からの回答には「絶対的欠格事由の期間を経過した後に再度免許の交付を受けるに当たっては新規に免許を申請し新たな免許の交付を受けることとなります。13年9月4日から起算して5年を経過していないことから新たな免許の交付を行うことはできません」とあります。

 建築士会会長の回答は18年3月2日付けで、この回答文書の時点では5年を経過していないので上記の回答となっています。私 仲盛は現在設計業務を行っておらず免許証の必要性がないので、一級建築士免許の交付申請を行っていないだけであり、申請すれば交付されることは日本建築士会連合会会長の回答で明らかです。免許の交付を申請すれば交付されるということは、資格そのものは登録されているということです。

 私 仲盛の一級建築士および構造設計一級建築士の資格に関することは、被告または裁判所が国土交通省や日本建築士会連合会に問い合わせをされれば明白になります。ただし、被告が国交省に質問したように、事実を隠蔽した一般論での質問ではなく、仲盛に関する具体的な事実を基にした質問とすべきであり、被告が希望しているような回答を導き出すことを目的とした誘導尋問的な質問は不適切です。

 被告及び代理人が、「仲盛は構造設計一級建築士ではない」と本件に何の関係もないことについて執拗に主張しているということは、被告が主張の拠り所としている福岡大学の2名の教授は構造設計一級建築士の資格を持っているはずなので、2名の教授の構造設計一級建築士証の写しを提出されることを求めます。もし、2名の教授が構造設計一級建築士の資格を有していないのであれば、被告が文献執筆者のことを「大学教授でもないのに」と非難した言葉が、「構造設計一級建築士でもないのに」と 2名の教授に返ってくることを被告らは認識すべきです。

 また、「弱軸方向の鉄骨にダボ効果があるからSRC造の構造特性係数を採用して良い」と述べていることから、2名の教授はSRC造の構造設計について多くの実務経験を有しているはずなので、2名の教授が構造設計をされ建築確認を受けたSRC造の建築物の実例を具体的に提示されることを求めます。


(つづく)

【桑野 健介】

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