2024年04月20日( 土 )

【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(40)~空港跡地は都市型開発か?自然環境再生型開発か?

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C&C21研究会 理事 下川 弘 氏

 現在、内閣府では「スーパーシティ」構想や「スマートシティ」構想など、最先端技術を活用した新たな都市づくり政策を推進している。自動運転車だったり、ドローンを活用した空からの物流だったり、AIや5G、DXなどの最先端技術を用いた未来都市構想だ。

 しかし、現実としては、日本で進む多くの都市開発や再開発は、オフィスビルやマンションなどが乱立する都市型開発になってしまうのが普通だろう。

 さて、広大な現福岡空港の跡地の再開発には、超高層ビルが乱立する都市型開発か、それとも米ニューヨーク・マンハッタンのセントラルパークのような自然環境の創出か、どちらがふさわしいだろうか。

 今回のグランドデザイン構想ではあえて、都市のなかに森の再生とテーマパークとの融合を実現するような、夢のある提案を行ってみたい。

ニューヨークのセントラルパーク
ニューヨークのセントラルパーク

(つづく)


<プロフィール>
C&C21研究会 理事 下川 弘 氏下川 弘(しもかわ・ひろし)

1961年生まれ、福岡県出身。熊本大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程を修了後、87年4月に(株)間組(現・(株)安藤・間)に入社。建築設計第一部や技術本部、総合企画本部企画部などを経て、99年1月には九州支店営業部に配属。その後、建築営業本部やベトナム現地法人、本社土木事業本部営業部長などを経て、2020年9月から九州支店建築営業部営業部長を務める。社外では99年9月からC&C21研究会事務局長(21年8月から理事)を務めるほか、体験活動協会FEA理事、(一社)日本プロジェクト産業協議会の国土・未来プロジェクト研究会幹事、(一社)防災教育指導協会顧問など数々の要職に就いている。

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