2024年03月29日( 金 )

【福岡県】感染防止認証制度を実施、認証店に支援金支給

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 福岡県は、9月から「福岡県感染防止認証制度」をスタートさせる。これは県が飲食店の感染防止対策の実施状況を直接確認して認証する取り組みであり、16日から申請受付を開始する。県が定める感染防止対策の認証基準をすべて満たした飲食店に対しては「感染防止認証マーク」が発行される。

 従来の「感染防止宣言ステッカー(青色)」 との相違点について、「宣言ステッカー」は業種別ガイドラインに基づき、店舗が感染対策を行い、自身で宣言する自己認証型であるのに対し、今回の「感染防止認証マーク」は、ガイドラインを基に福岡県が定めた感染防止対策を実施しているか、県が確認して認証する制度という違いがある。また、「感染防止対策宣言ステッカー(青色)」は、飲食店以外に劇場、宿泊施設、百貨店などほかの事業者も含まれるが、「認証マーク」は飲食店のみを対象としている。飲食店は今後、「宣言ステッカー」から「認証マーク」への移行が想定されている。

 主な対象施設は、飲食店、喫茶店、居酒屋、レストラン、スナック、バー、屋台など。テイクアウト専門店、デリバリー専門店、キッチンカー、社員食堂、学生食堂、ろ店、海の家などは対象外。県では「認証マーク」の交付対象店舗は約 35,000店と想定している。なお、「宣言ステッカー」を掲示する飲食店は7日時点で28,913店。

 福岡県は認証店に対し、継続的な感染防止対策の取り組みを支援するため、消毒液等の購入費用を支援する。感染防止認証店1店舗につき、1回限りで5万円支給する。

<スケジュール>
7月16 日:飲食店からの 認証の申請受付開始
下旬~ :調査員が各飲食店を訪問し感染防止対策を確認
9月下旬:飲食店への認証マークの交付、支援金の申請受付
10月   :県民への認証店舗利用促進(広報)

「福岡県感染防止認証制度」認証の流れ

※詳細および申請については福岡県HP(新型コロナウイルス感染症ポータルページ)を参照。

【茅野 雅弘】

関連記事