2024年03月29日( 金 )

第4回国際伝統・新興医療融合協会開会が開催、中川理事長が挨拶

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国際伝統・新興医療融合協会 理事長 中川 十郎 氏

 7月14日、第4回・国際伝統・新興医療融合協会国際シンポジウム(主催:国際伝統・新興医療融合協会、共催:日本ビジネスインテリジェンス協会(BIS)、後援:人間自然科学研究所、(株)データ・マックス、協力:DEVNET INTERNATIONAL 世界本部)がオンラインで開催された。理事長・中川十郎氏より、あいさつ文などを提供していただいたので、転載する。

   このたび、当協会の第4回国際会議を開催するにあたり、コロナ禍の下にも関わらず世界各国から多数の方々にご参加いただき、皆さまの熱意に感銘を受けております。本会議が皆さまのご協力で成功裏に終了することを祈念いたします。

   本国際伝統・新興医療融合協会は世界初の無血開心用・人工心肺を開発された心臓外科の世界的権威 広瀬輝夫・元NY医科大学臨床外科教授が(一社)日本統合医療学会、(一社)日本医療経営学会、さらに国際融合医療協会、アーユルヴェーダ医療融合協会についで5番目に日本に設立された協会であります。コロナ禍下にも関わらず、融合医療の研究に従事されている著名な国内外の先生方をはじめ、80名以上の方々が世界から本ZOOM会議にご参加いただいたことを、創設者の広瀬先生も天国からさぞかし喜んでおられることと存じます。

 広瀬先生のご遺志を継ぎ、本協会が国際的にもさらに発展するように関係各位のご協力を祈念する次第です。広瀬先生は早くから近代医療と伝統医療の融合の必要性を世界的に唱えられ、世界の137カ国を訪問。世界の民族伝統医療を調査・研究。日本の融合医療のあるべき姿を提言され、日本における最後の協会として本協会を設立されました。

 「西洋では17世紀のデカルトの心身二元論の影響もあり、近代医療は臓器中心医療である。これに比し、伝統医療は全身的医療だ。よって両者を融合することにより理想的な医療が可能となる。近来、先進国でも伝統医療の研究や独自の伝統医療が復活しており、本融合協会の役割は非常に重要になる」との信念で、広瀬先生は本協会の発展を強く祈念されていました。

 「東洋では日本の漢方、中国の中医学、インドのアーユルヴェーダ、モンゴル、チベット医学、アラブのユナニなど、伝統医療は全人的で自然の恩恵を尊重している。治療に輸血や他人の組織の移植は患者が抵抗し、負担になるので、近代医療からはできるだけ除外し、自然治癒に近い民族伝統医療を融合させるのが良い」というのが広瀬先生の信念でした。

 本日は日本の著名な融合医療研究者に加え、タイ、インド、キューバ、北マケドニア、スイス、ドイツなどの有名な医学研究者も講師としてご参加いただいております。本国際シンポジウムが今後の国際的な融合医療の進展に少しでも貢献できればと念じております。 

 最後に本国際会議の実現のためにご尽力いただいた皆さまに対し、当協会を代表しまして心からの感謝の意を表します。ご清聴ありがとうございました。


<プロフィール>
中川 十郎(なかがわ・ じゅうろう)

 鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)。

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