福岡ソフトバンクホークスの体たらく、仏の逆鱗に触れた!?
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九州高速自動車道小倉東を降りて10分ほど行くと、香仙院(和宗総本山四天王寺末)という寺がある。福岡ソフトバンクホークスは毎年3月中旬にヤフオクドーム8番ゲート前の「鷹観世音大菩薩」で出陣式を行っており、この香仙院の住職らが来て球団関係者と一緒に優勝および選手の安全を祈願している。
いわばこの香仙院こそ球団関係者が勝利を祈願する公式の寺院であり、そのことを知っている人も数少ない。
福岡ドーム球場がオープンする際、この地は呪われているとささやかれていた。900年前の蒙古来襲で、蒙古側の多数の兵隊たちが台風や戦(いくさ)で死んだ。それからの900年間、死者たちの霊が徘徊する呪われた地域として恐れられてきたのだ。
そこで、当時の瀬戸山隆三球団代表が奮発、予算8,000万円で香仙院の森平道住職に懇願してお祓(はら)い、お清めを行ってもらった。それ以降、香仙院は必勝祈願寺となった。
ところが、森住職はがんで急逝。葬儀にあたって球団側の応対が冷たかったため、森住職が祟ったのではないかという噂が流れ出した。「だから球団の戦力の歯車がおかしくなった」という都市伝説である。
賢明な工藤公康監督のことだから、森住職の念力を十分に承知しているはず。「来期も祟りが継続する。頑張っても不振は続く」と判断し、身を退く決断をしたそうな…。賢明なお方だ。
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