厚労省、CBD製品5品から大麻成分を検出
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厚生労働省は8日、(株)Pharma Hemp Japan(東京都大田区)が販売するCBD(カンナビジオール)製品5品から大麻成分を検出したと発表した。
同省は昨年6月に一般人から寄せられた情報を基に、同社のCBD製品21品を対象に成分分析を実施。その結果、5品から大麻成分の「THC(テトラヒドロカンナビノール)」が検出された。
5品は「CBD DROPS 15% HEMP SEED OIL」「CBD DROPS 15% OLIVE OIL」「CBD PASTE 20%」「同 30%」「同 40%」。
向精神作用があるTHCを含む5品については、大麻取締法の「大麻」に該当する疑いがある。このため同省では、当該製品が手元に残っている購入者と販売業者に対し、地方厚生局麻薬取締部や都道府県の薬務主管課、または保健所へ当該製品を提出するように求めている。
CBDは大麻草の種子や成熟した茎から抽出される成分。主に健康食品、化粧品、電子タバコ用のリキッドとして販売されている。
一方、THCは大麻草の葉などに含まれ、THCが混入した製品は違法薬物として扱われる。THCを含むCBD製品の発覚は後を絶たず、対応の強化が求められている。
【木村 祐作】
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