（一社）長崎県倫理法人会

甲乙付けがたい大接戦

　６月28日、長崎県諫早市の市立たらみ図書館で、一般社団法人 長崎県倫理法人会朝礼委員会が主催する「第２回活力朝礼コンクール」が開催された。今回は、長崎県内490社の会員法人のなかから、選りすぐりの６法人が決勝の舞台へ。教員６名が教育理念などを情熱的に唱和した学校法人 奥田学園 創成館高等学校（長崎県諫早市）が最優秀賞に選ばれた。

　活力朝礼で行われるのは、元気の良い声で行う挨拶や返事の練習、企業理念や行動指針の唱和、（一社）倫理研究所が朝礼用の冊子として会員に無料配布している「職場の教養」の輪読など。コンクールでは、８分間の実演のなかで、元気の良さ、そろい方、機敏さ、全体の流れなどの項目で審査が行われた。

　今回のコンクールで披露された６法人の朝礼は、それぞれが独自性にあふれ、迫力満点。会場からは何度も盛大な拍手が贈られた。そして、大接戦となった審査の結果、参加法人のすべてが受賞。明朗賞に（株）宮崎電機工業、愛和賞に（有）セルフサポート有明、喜働賞に（株）丸野、特別賞に（株）Rafa Event、優秀賞に（有）カネイ商会、最優秀賞に創成館高校が選ばれた。

　応援に駆けつけた女子バレー部の生徒たちの盛大な声援を受け、その期待に見事応えた創成館高校。教員とともに実演を行った奥田修史校長は、「学校の先生が元気じゃないと、子どもたちは元気になれない。大人が熱く燃える姿を見せるのが教育の根幹です」と、活力朝礼に込めた想いを語った。

　審査を務めた長崎県倫理法人会・永木保史会長は、「喜びあふれる職場づくりの努力が感じられました。審査する側でしたが勉強になりました」と、謝意を込めて感想を語った。同法人会は、「朝礼を通して、意識、誇り、同僚、家族への感謝の念が養われ、社風が形成される」（永木会長）と活力朝礼を推奨しており、希望する企業・団体には指導員によるレクチャーを行っている。

【山下　康太】

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