独り芝居「沙漠の商人」　中島ワールドで観客を魅了

第50回　マックスプレミアムイベント

　弊社の50回目となる節目のイベント「第50回マックスプレミアムイベント　中島淳一独り芝居『沙漠の商人』」が、７月13日（月）に福岡市博多区にある「ぽんプラザホール」で開催された。前売りのチケットは完売。会場も満員となった。その名の通り排水ポンプを有する公共の施設だけに、豪雨の際にはポンプの稼働が心配されたが、天気は持ち直し、万全の体制で開催された。

　今回、中島淳一氏が手掛けるのは「沙漠の商人」。絶対的な栄華を誇ったローマ帝国が舞台である。主人公は大商人を凌ぐことを夢見る青年ダニエル。夢を実現させ沙漠の商人となるまでの波乱に満ちた人生を、芝居を通して中島淳一氏が浮かび上がらせた。この沙漠の商人のストーリーは経営哲学に通ずる話でもあり、現代社会にも同調できるとも言えよう。このダニエルの生きざまを迫真の表現し、来場した観客を魅了した中島淳一氏。脚本・演出・出演と３役をこなす中島氏の独り芝居は、「沙漠の商人」のほかに、「ナザレのイエス」「釈迦」「吉田松陰」「羅生門」など45作品がある。これまでに1,500回を超える上演数があり、人気の度合いがわかる。

　また、絵画の分野においても非凡な才能を発揮し、近年ではスペイン・バルセロナ国際サロン展、国際金賞を2013年から３年連続受賞するなど活躍するフィールドは幅広い。演劇後の即売会では、絵画、CD、詩集など販売され「もう一度聞きたい」とCDを購入する人も多く、絵画も即売したものもあった。

　中島淳一氏の、アーティストとして更なる活躍を期待したい。

【道山　憲一】

＜お問い合せ＞
劇団エーテル
TEL：092-883-8249

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