同業者を買収。グループ傘下に

（株）伸和

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伸和本社と印刷工場

　７月31日、印刷関連事業を手掛ける（株）伸和（本社：福岡市東区木村奨代表）は、福岡市西区に事業拠点を構える老舗印刷業者の松古堂印刷（株）（福岡市西区）と子会社1社を買収しグループ傘下に入れたことが分かった。なお、松古堂印刷の代表取締役社長に木村奨氏が就任した。同社は昨年６月にも、西区の正光印刷（株）を買収しており、グループの再編が加速しそうだ。

　今回も松古堂印刷に関しては跡継ぎ問題があったことや、木村代表が掲げる企業への営業戦略の構想などがあることから、昨年の正光印刷の買収のようにグループ傘下に入れることを決めたとされている。

　地場印刷業者も経営者の高齢化や跡継ぎ問題、活字離れで厳しさが増しているといわれる業界だけに、これからも企業の再編が多くなると予想される。

【道山　憲一】