2024年04月17日( 水 )

医療ビル経営者の憂鬱

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 平成4(1992)年11月、北九州市八幡西区黒埼駅前に地下1階地上7階の医療ビルがオープンした。7F医療法人ひらのクリニック(胃腸・消化器)、6F(医)高志会サンビル日高外科クリニック(外科)5Fうえむら内科クリニック(内科・放射線科)、4Fさくらアイクリニック(眼科)、3F現在募集中2F右田じゅうしん歯科クリニック(歯科)、地下はメディック調剤薬局となっている。各クリニックと内線がつながっており、ドクターからの問い合わせにも迅速に対応、薬の重複投与などを防ぐなど連携を生かした管理がなされている。
 また、厚生年金病院、国公立病院の処方箋も受け付けている。各クリニックも官公立・総合病院とも協力し、最新治療を総合病院で受ける事も可能である。


 一方、財務面を見てみると、消費税増税による支払の増加、診療報酬改定に伴う収入の減少など、クリニック経営にとって、今は決して順調とは言いがたい。その状況を受け、クリニックビルでも純利益は減少傾向にある。


 当然のことながら、IT環境を整備し空きテナントをなくし空室率を改善させたり、調剤薬局では投薬以外の患者様のニーズにあった品揃えなどの工夫も必要になってくる。
 いずれにせよ医療法改正、薬価改定も目前にきている。待ったなしの状態なのである。医療ビル経営者は一日も早く行動に移すことが迫られている。


日高 研次 代表

サンビル

<COMPANY INFORMATION>
(株)サンビル
代表者:日高 研次
住 所:〒806-0021北九州市八幡西区黒崎1丁目5番7号
TEL:093-645-0010
FAX:093-645-5596
URL:http://www.sanbil.jp

 

関連記事