2024年03月29日( 金 )

日本コンクリート工業でも基礎杭のデータ流用

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日本コンクリート工業(株)(本社:東京都港区、土田伸治代表取締役社長兼CEO)は、11月27日、基礎杭のデータ流用に関し、施主と元請からの依頼により点検した36件のうち、1件にデータ流用が判明したことを発表した。流用の理由については、「現場代理人が電流計の紙詰まり、電源入れ忘れによりデータを残せなかったため行ったもの」としている。

 同社は今後、直近5年間の既成コンクリート埋め込み工法による施工案件全件のデータ流用の有無を調査するという。また、再発防止策として、同社が施工する全現場の杭について、支持層掘削時の電流計のデータの写真を撮り、施工報告書に添付するとしており、予期せぬ事態が発生した場合は、工事を中止し元請に報告するとしている。


【川元 浩明】

 

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