2024年03月30日( 土 )

2016年に期待込めて乾杯、絶好調のインバウンド関連業

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

海洋観光(株)

海洋観光の蔡社長<

海洋観光の蔡社長

 訪日中国人観光客を対象とした旅行業を行っている海洋観光(株)(本社:福岡市博多区、蔡赫代表取締役社長)は12月25日、(株)北九州予約センター(本社:福岡県北九州市、柴田芳江代表取締役)と合同懇親会を開催した。会場になった福岡市博多区の宴会場「芙蓉別館」には、インバウンドに関連する業界関係者ら約100人が集まった。

 開会のあいさつでは、昭和バス(株)の畑栄次氏が、バス業界の1年を振り返り、博多港におけるクルーズ船の増加にともない、バスの稼働率が増加したことを述べた。また、宗政酒造(株)の横山久哉氏は、宗政酒造が運営する観光テーマパーク「有田ポーセリンパーク」で、海洋観光からはバス1,100台分の4万5,000人が来園したと語った。

 海洋観光の蔡赫(さいかく)社長は、「クルーズ業界の最優秀賞である『ラウンドオペレーター賞』を受賞した」ことを報告。蔡社長は、受賞の理由の1つに、バスに乗る前、夏は水、冬はカイロを1つずつお客様に手渡しで提供するといったきめ細やかなサービスを挙げ、「我が社は質を第一にしているが、値段も重要。これからの目標は、値段と質のバランスをとること」と述べた。「今後、ますますクルーズ船を利用する観光客が増加し、各船会社も自社の所有する船の数を増やしている。インバウンド関連の会社にとってもチャンスになる」と語り、「来年も皆さんが儲かるような忘年会をしたい」と締めくくった。

【川元 浩明】

 

関連記事