2024年04月25日( 木 )

トルネード投法・野茂英雄氏が台湾で野球指導

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

nomo 台湾プロ野球のスター選手やメジャーリーガーなどを指導者に据えた野球教室が12月8日、台湾・新北市で開催された。王建民投手などの現役メジャーリーガーや、陳金峰選手、胡金龍選手らメジャー経験組、彭政閔選手ら国内代表組、レッドソックス傘下・シングルAのチーム指導者ダレン・フェンスター氏が招致されるなど、豪華な顔ぶれが参加。日本からは、ドジャースなどでプレーし、「アジアのトルネード」として台湾でも知名度が高い野茂英雄氏も指導に当たった。野茂投手は台湾青少年指導で、3年連続で台湾を訪れている。

 野球教室は、スポーツ用品店が販促PRなども兼ねて開催しており、コーチ陣のチームと球児らが展示試合なども行った。野茂氏は投球の際のメンタルや、フォームについて指導、マウンド上から、「トルネード投法」で投球を行うと、会場の新荘球場からは大きな歓声が上がった。

 王建民投手は、少年チーム所属時代に野茂投手の指導を受けた経歴もあり、その後、渡ったアメリカではニューヨーク・ヤンキース時代にシーズン19勝を挙げ、アジア出身投手の記録を作った。野茂氏は「ここ3年で台湾の多くの少年チームの選手を見てきたが、才能を持った選手が非常に多い」と述べた。また、東京五輪に野球競技を再採用できるかについても触れ、「野球を東京で戻すだけではなく、それ以降の五輪にも『正式種目』として採用され続けなければならない。私自身も多くの場所で野球を広めるように努力したい」と決意を語った。

【杉本 尚丈】

 

関連キーワード

関連記事