またも福岡市職員の飲酒運転事故
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3月5日午前11時ごろ、糸島市加布里の県道において、福岡市の職員が飲酒運転のうえ交差点で信号待ちのワゴン車に追突する事故が発生。追突した市職員から、基準値の約4倍のアルコールが検出されたため現行犯逮捕となったことが明らかとなった。逮捕されたのは福岡市水道局瑞梅寺浄水場勤務の仲西久容疑者(52)。水道局の担当者は「現在、事実確認中。飲酒が事実なら免職となる可能性が高い」と話している。
2006年8月25日、アイランドシティ「海の中道大橋」で市職員が飲酒運転の末、前方を走行していたRV車に追突。RV車は橋から海に転落し、車内にいた幼児3人が亡くなる事故が発生した。その後、飲酒運転撲滅運動が叫ばれてきたが、12年5月に福岡市の職員2人が飲酒後に暴行や傷害容疑で逮捕される事件が起き、職員への1カ月間の禁酒措置にまで発展した。厳しい批判にさらされてきた福岡市だったが、その後も職員による飲酒運転は後を絶たない。
今回の追突事故で負傷者が出なかったことは幸いだが、一歩間違えれば「海の中道大橋」のような惨事となった可能性も――。福岡市職員には、倫理観が欠如している。
【道山 憲一】
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