2024年04月16日( 火 )

バイヨーク、タイレストラン「ミス・サイアム」で日本初進出

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misssiam タイで1番の高層ビルホテル、バイヨークスカイホテルほか、レストランやショッピングモールの運営を手掛けるバイヨークグループが、日本で初めてタイレストランの運営を始めた。福岡市のけやき通りにある「ミス・サイアム」だ。

 オープンして間もなく2カ月となるが、同店では、これまで社員教育や店内準備を進めるために情報発信を控えてきた。「タイ直輸入のタイ料理と、タイ文化発信の地として利用していただきたい」ためだ。

 準備を進めてきた築井進氏は、同グループの日本PDSホールディングスに所属。通常はタイ勤務だが、開店準備のために福岡に赴任した。築井氏は、タイ料理の魅力を「辛さを愉しむ料理」と語る。「冬は芯から温まり、夏は気持ちよく汗がかける、非常に健康的な料理だとも思います」

 といっても過剰な辛さはタイでは流行らない。通常、料理は展開先の国で好まれる味にアレンジされます。例えば辛さを好む香港のタイ料理は辛すぎたという人も。「私たちは、タイで親しまれている味をそのままご提供します」と築井氏。一番のお勧めは、甘いフルーツに香辛料とタイ独特の調味料、ナンプラー、エビフレークを混ぜたフルーツのスパイシーサラダ。「甘さを二乗するのではなく辛さで引き立てるのは、タイならではの発想です」

 タイ料理といえば有名なのはトムヤンクンだが、同店で提供していたのはトムヤンタレー。クン(エビ)ではなく、タレー(魚介類)がふんだんに使われている煮込みスープだ。

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※料理は試食用に取り分けたもの

 「博多の魅力は何といっても食材の新鮮さです。とくに海産物は漁港から都市の中心部まで短時間で運ぶことができ、新鮮な食材の味そのものを愉しむことができます。博多の人には当たり前かもしれませんが、他国ではなかなか見ることができない好立地なのです。当店でも博多の味として魚介類を生かした料理を提供していきます」。食材は博多を中心に九州各地の新鮮な食材使い、調味料はタイ産に限定。とはいえ、タイ料理の代表的な料理、トムヤンクンは定番メニューとして必要だろうと、今はメニューに加えている。

tai_s お勧めは、土日限定ランチコース。毎週土日の午前11時~午後3時まで、1人、1,350円~1,500円(税別)で楽しめる。上記したフルーツのスパイシーサラダやトムヤンクンも含まれている。

 「ミス・サイラム」は、タイでハネムーン客に人気のホテルHua Chang Heritage Hotel内にある。世界中から客が集まるだけに、その味は誰もが満足できるよう洗練されている。スタッフは全員、タイ人。日本に居ながらにしてタイの現地で食事をしている気分になれる。異国情緒に浸りながら、料理を愉しむための絶好のロケーションがここにある。

<RESTAURANT INFORMATION>
タイレストラン「ミス・サイアム」
所在地:福岡市中央区赤坂3-9-25
TEL:092-716-0776
営業時間:午後5時~午後10時(L.O)
土日ランチ営業:午前11時30分~午後3時(L.O)

 

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