byデータ・マックス
倒産情報 コダマの核心 記者団コラム 企業・経済 流通 福岡市政 レポート 企業調査 スポーツ
▼土木業者・年内にも廃業続出か(11/22) 2007:11:22:10:42:30
▼今月末で廃院へ~安永病院(11/22) 2007:11:22:10:37:11
▼マンションの電気料金がゼロになる?!(11/21) 2007:11:21:10:58:37
週2回発行
経済情報誌I・B
〒810-0802
福岡市博多区中洲中島町2-3福岡フジランドビル8F
Tel:092-262-3388
Fax:092-262-3389
ATMが道州制を先行させる銀行業界 福岡銀行と西日本シティ銀行
 

 銀行のATMシステム開発には、膨大な資金(数百億円)を必要とすることから、福岡銀行は広島銀行と提携して共同導入をはかった経緯がある。

 そのATMシステムが九州を席捲しようとしている。第2地銀として共同導入をはかった熊本ファミリー銀行と親和銀行を福岡銀行が傘下に納めることにより、両行のATMシステムは福岡銀行のシステムに変換される。
 一方、西日本シティ銀行もすでに傘下としている長崎銀行及び今後傘下に納める豊和銀行を同行のシステムに統一させる。

 台風の目は、九州の第2地銀グループである。同グループは独自に共同してATMシステムを構築しているが、第2地銀の相次ぐ実質破綻で5行(長崎銀行・九州銀行・福岡シティ銀行・豊和銀行・熊本ファミリー)が、表記の2行などに吸収されている。第2地銀で今後とも共同開発した同システムを使用するのは、南日本銀行と宮崎太陽銀行だけになる可能性がある。

 しかし第2地銀システムをそのまま継続して使用するには負担(2行で負担となる。維持管理と追加開発)が大きく、そこで浮上してくるのが、表記2行のどちらのシステムを使用するのかであり、棲み分けがはっきりしてくる。

●ATMシステム
【単独構築】
肥後銀行・鹿児島銀行・大分銀行・宮崎銀行
【共同構築】
(1) 十八銀行―佐賀銀行―筑邦銀行
(2) 福岡銀行―広島銀行―熊本ファミリー―親和銀行
(3) 西日本シティ銀行―長崎銀行-豊和銀行
(4) 第2地銀、南日本銀行―宮崎太陽銀行―福岡中央銀行―佐賀共栄銀行
 
 (4)の第2地銀の中で福岡中央銀行は福銀と近く、佐賀共栄銀行は佐賀銀行と関係が深い。当然、単独構築の第一地銀も含みを持って今後大きな波に飲み込まれよう。

 経営統合には派閥も関係してくる。

(1) 日銀派閥
   福岡銀行(プ)・鹿児島銀行・宮崎銀行(プ)・大分銀行(プ)・熊本ファミリー
(2) 旧大蔵派閥
   西日本シティ・十八銀行・佐賀銀行・佐賀共栄銀行
(3) 日銀・大蔵両派閥
   親和銀行(プ)
(4) その他派閥
   肥後銀行(富士銀行)・筑邦銀行(一勧)・福岡中央銀行(福岡銀行)・長崎銀行(西日本シティ銀行)・南日本銀行(富士銀行+旧大蔵)
(5) 独立
   豊和銀行・宮崎太陽銀行

(プ)⇒現頭取はプロパー



※ 実質破綻した熊本ファミリーを福岡銀行が引き受けたのは、日銀からの依頼。親和銀行も同じ。
※ 豊和銀行を西日本シティ銀行が抱えたのは金融庁(旧大蔵)からの依頼。
※ 西日本銀行(大蔵)+福岡シティ(大蔵系)により西日本シティ銀行誕生。
※ 熊本ファミリーを肥後銀行へシフトしなかったのは、日銀がこれまで肥後銀行が熊本に財界を構築しなかった責任から、福銀に依頼したとの噂。(熊本の上場企業は本当に僅少)

 実質破綻した長崎銀行・福岡シティ・熊本ファミリー・豊和銀行・親和銀行は、日銀と大蔵(=金融庁)の人脈や駆け引きで、引受銀行が決定されている。

 日銀の現熊本支店長の在任期間が異様に長い、日銀主導でもう一波乱ありそうである。



※ 追
<山口ホールディングス>
 頭取クーデター事件などスキャンダラスな山口銀行は、日銀・大蔵とは関係なく独立系であるが、筆頭株主は東京海上日動火災・次に明治安田生命(共に三菱系)であり、明治安田生命から役員を1名受け入れている。
 金融庁はクーデター事件を材料に不良債権処理の遅れていた独立系のもみじ銀行を山口銀行に糾合させた。




戻る

 
倒産情報ネットIB
 
Copyright DATA MAX Co.,Ltd. rights reserved.