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NOVAクーデター事件の裏事情 (2)
 

封じ込めた「大物仕手筋」西田容疑者からの資金調達


■ 元市役所職員の経歴

 西田容疑者は、10数年前から数多くの仕手戦を手がけた、この世界の有名人である。市場では「N銘柄」とささやかれているが、実体は一切公表されていないため、名前だけが一人歩きした面がある。

 もともとは大阪府・守口市役所の元職員。株好きが高じて、30歳代で退職、プロに転身した変り種。
 マスコミに顔を出すことはなかったが、逮捕直前に読売新聞(10月20日号)の取材に対し、市役所時代について、
「おもしろくて、おもしろくて。仕事を抜け出して株の注文ばかりしていた」
 と語っている。

 月給が10万円を切る時代に、月に3,000万~5,000万円稼いだ時もあったそうだから、プロの仕手に転じたのもうなずかれる。

 全国に名を売ったのは、96~97年にかけての仕手戦である。東海興業、宮越商事、関西銀行、若築建設、新井組などの仕手戦を手掛けた。イトマン事件の許永中・受刑者と組むことが多く、若築建設と新井組の合併という情報を流し、両社の株を高騰させた仕掛人といわれた。

 このうち新井組については、相場の急落で西田グループから注文を受けた証券会社が追い証を求めても、払わない「鉄砲事件」を引き起こし、小川証券が自主廃業に追い込まれた。西田グループの中には、許永中と関係が深い会社が多数含まれていた。

 近年、得意な手口にしていたのは、資金調達に苦しむ上場企業の増資で大量の新株を引き受け、株価をつり上げて、売り抜ける仕手戦に乗り出すこと。西田グループの資金を受け入れる窓口は、匿名性が高い海外の投資事業組合や投資ファンドなどを利用し、誰が真の出し手かわからないようにした。

 西田グループのメンバーには、株好きの経営者などのほかに、暴力団関係者もいる。億単位のカネが短時間のうちに手に入る株取引は、暴力団にとって実入りが大きいシノギ(仕事)だ。闇の勢力が投資ファンドの出資者になって荒稼ぎしていることは、いまや常識である。その代表格が「大物仕手筋」西田容疑者が率いる西田グループだった。

 西田グループが錬金術のターゲットにしたのが、倒産の瀬戸際に追い込まれたNOVAである。それを察知した証券監視委と特捜部は、暴力団の資金源を断つため、西田容疑者を逮捕。NOVAの役員たちは、ハイエナ集団に食い荒らされる前に、猿橋社長を解任し、会社更生法に駆け込んだ。

 これがNOVA倒産劇の舞台裏である。




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