2024年04月26日( 金 )

大さんのシニアリポート

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高齢者の居場所「サロン幸福亭ぐるり」を運営する作家・大山眞人氏が、高齢化社会の現状をリポート。

大山 眞人(おおやま まひと)
1944年山形市生まれ。早大卒。出版社勤務の後、ノンフィクション作家。
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(後)
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(後)
年齢に関係なく筋肉を鍛えることで体力は向上し、筋肉量は増えるといわれている。私が参加者に鍛え上げた(?)二の腕の筋肉を見せ、ダイエットに成功したと伝えた。つまり結果を出したのだ...
大山眞人 地域・文化
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(前)
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(前)
運営する「サロン幸福亭ぐるり」に「マッスル倶楽部」という少々場違いな同好会を立ちあげた。「ぐるり」は高齢者が集う居場所である。いいにくいが「一丁上がり」に近い人も来る...
大山眞人 地域・文化
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(後)
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(後)
利他はときとして数値化されることがある。ところが、すべてを数値化し簡素化することで企業が利益を追求していくと、実に奇妙な現象をもたらすと伊藤氏は『利他とは何か』で言及している...
大山眞人 地域・文化
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(前)
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(前)
利他を実行に移すとき、受ける側の尊厳をも無視しては感謝されないのは当然だろう。「感謝される」ことを期待しての利他はたしかに利他とはいわない...
大山眞人 地域・文化
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(後)
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(後)
伊藤亜沙さんは、「利他的な行動には、本質的に『これをしてあげたら相手にとって利になるだろう』という、『私の思い』が含まれています」といい、それは「私の思い」でしかないこと...
大山眞人 地域・文化
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(前)
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(前)
最近「利他」や「エンパシー」という言葉が頭から離れない...
大山眞人 地域・文化
旅の本質に見え隠れするもの(続)(後)
旅の本質に見え隠れするもの(続)(後)
瞽女の旅は、季節ごとに訪ねる村が決められていた。信州の旅は必ず夏に行われるという具合である。涼を求める旅という意味もあった...
大山眞人 地域・文化
旅の本質に見え隠れするもの(続)(前)
旅の本質に見え隠れするもの(続)(前)
来年、『高田瞽女(ごぜ)が見た昭和の原風景と人の情け』(仮題・平凡社新書)を上梓する。目の見えない女だけの遊芸人(ゆうげいにん)、瞽女。彼女らもまた生きるために旅をした...
大山眞人 地域・文化
旅の本質に見え隠れするもの(後)
旅の本質に見え隠れするもの(後)
明治期以前の旅は馬や駕籠を利用するという方法もあったが、自分の足で歩くことが基本だった。旅とは、「住む土地を離れて、一時ほかの土地に行くこと。旅行。古くは必ずしも遠い土地に行くことに限らず...
大山眞人 地域・文化
旅の本質に見え隠れするもの(前)
旅の本質に見え隠れするもの(前)
コロナ禍で「利他(りた)」について考えてみた。運営する「サロン幸福亭ぐるり」も地域の高齢者のための居場所である。一定程度の公的な援助や入亭料はあるものの、不足分は自分で負担している...
大山眞人 地域・文化
同居人いるのに孤独死、これってアリですか?(後)
同居人いるのに孤独死、これってアリですか?(後)
こういうことがあった。身内が見つかり、岩田氏が家族に電話をしたところ、家族は頑として遺骨の引き取りを拒否。岩田氏が「引き取り拒否なら、遺骨がどうなろうとよろしいんですか」と尋ねると...
大山眞人 地域・文化
同居人いるのに孤独死、これってアリですか?(中)
同居人いるのに孤独死、これってアリですか?(中)
それでも、父親の死に気づかなかったのだろうか、という疑問は残る。作家の重松清氏は、「1つ屋根の下だけど、2つの生活があって、なかなか交じり合わない。あえて介入しない。お互いに自由に過ごす。ところがこういう不幸が起きると...
大山眞人 地域・文化
同居人いるのに孤独死、これってアリですか?(前)
同居人いるのに孤独死、これってアリですか?(前)
コロナ禍で孤独死が増えているという。主催する「サロン幸福亭ぐるり」のあるUR((独)都市再生機構)でも、男性の孤独死が起きた。おそらく60代だと推測する...
大山眞人 地域・文化
「させていただきます」って、意味分かりますか?(後)
「させていただきます」って、意味分かりますか?(後)
「させていただく」については、「相手側、または第三者に許可を受けて行う場合―そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合、この2つの条件がある場合だけ、『させていただく』が適切だ」と規定されている...
大山眞人 地域・文化
「させていただきます」って、意味分かりますか?(前)
「させていただきます」って、意味分かりますか?(前)
「やらさせていただきます」。4月5日の国会で、菅総理の答弁中に使われた言葉だ(聞き間違えだといいのだが)。最近、やたら意味不明の敬語を乱発するのを見聞きする機会が多い...
大山眞人 地域・文化
「東日本大震災から10年」を思う(後)
「東日本大震災から10年」を思う(後)
日常に目を戻す。私が住む地区で毎年行われる防災訓練はこうだ。住民の集合場所は主に学校のグランドが指定される。この地区は一番近い小学校のグランドではなく、その小学校を横目で見ながら、隣の高校のグランドへ向かわなくてはならない...
大山眞人 東日本大震災から10年 地域・文化
「東日本大震災から10年」を思う(前)
「東日本大震災から10年」を思う(前)
東日本大震災が起きてから10年を迎えた。震源地から遠く離れたわたしの街でも激震が襲った。外出するためガスストーブを消した直後のことだった。激しい横揺れでスチール製の本棚が崩れて、消したばかりのストーブに多数の本が落下した...
大山眞人 東日本大震災から10年 地域・文化
コロナ禍での「孤食(個食)」について考える(後)
コロナ禍での「孤食(個食)」について考える(後)
介護を勉強するために専門学校に通っていた妻(当時65歳)が、訪問介護の実習でとあるお宅を訪問したときのこと。80過ぎの独り住まいの男性。要介護4。頼まれて昼食を作ることになり、得意の味噌汁をつくった。それを口にした彼は「あーあうまい、妻が作ってくれた味だ」と喜び、「毎日来て、食事を作ってくれ」と懇願されたという...
大山眞人 コロナ 政治・社会 新型コロナウイルス ニュース 地域・文化
コロナ禍での「孤食(個食)」について考える(前)
コロナ禍での「孤食(個食)」について考える(前)
 私が運営する「サロン幸福亭ぐるり」の常連来亭者の半数は配偶者に先立たれたり、離婚したりした独居者である。政治・経済・芸術(演歌を除く)が話題に上ることはない。驚くことに料理の話もまったく出ない。そこに高齢者に特有な「食文化の崩壊」がみられた...
大山眞人 コロナ 政治・社会 新型コロナウイルス ニュース 地域・文化
「ほどよい距離」と「1人」、そして「あっち側とこっち側」(後)
「ほどよい距離」と「1人」、そして「あっち側とこっち側」(後)
精神科医の熊代亨は、「いまなら発達障害などと診断されるような人が、昭和の時代にはあちこちで当たり前に暮らしていた、ということです」「一方で、いまの社会はますます清潔で行儀良く、効率的で、コミュニケーション能力が求められる。それについて行けない人に対処する需要が高まったから、発達障害が『病気』として受け入れられたようにも感じます」と指摘する...
大山眞人 新型コロナウイルス ニュース 地域・文化