2024年03月29日( 金 )

大さんのシニアリポート

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高齢者の居場所「サロン幸福亭ぐるり」を運営する作家・大山眞人氏が、高齢化社会の現状をリポート。

大山 眞人(おおやま まひと)
1944年山形市生まれ。早大卒。出版社勤務の後、ノンフィクション作家。
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(後)
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(後)
食品ロスは深刻である。環境省などの推計によると、「国内で発生する食品ロスは年612万トン。半分以上の328万トンが、外食産業での食べ残しなどを含む食品関連事業者に由来する...
地域・文化 フードロス 大山眞人
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(前)
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(前)
コロナ禍で日常生活そのものに大きな変化が生じた。運営する「サロン幸福亭ぐるり」での子ども食堂も例外ではない。まず、「三密」は避けようがない...
地域・文化 フードロス 大山眞人
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(後)
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(後)
マスコミそのものが筆者身近な読者同様、「敵性音楽の使用」に関心がないのかもしれない。そのように考えてみると、戦後この問題に触れたのは、管見の限りでは長田暁二氏(大衆音楽文化研究家)...
地域・文化 大山眞人
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(前)
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(前)
拙著「『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』―出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた」の発売から2カ月以上が経った。読者からの反応は実に良い。 しかし、寄せられた感想はこれまでの拙著上梓時の反応より圧倒的に少なく、それに比例するかのように販売部数も伸びていない...
地域・文化 大山眞人
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(後)
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(後)
明治2年9月8日、越中島で行われた観兵式の際、明治天皇臨御のもと、薩摩藩軍楽隊によって初演された。こうして国歌『君が代』は誕生した。ただ、「歌いにくい」という陰口は日増しに大きくなり、やがて平気でクレームを付ける政府関係者も出てきた...
地域・文化 大山眞人
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(前)
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(前)
「『君が代』が2つもあるとは考えもしなかった」という声も多く聞かれた。教科書などを通して「歴史の事実」を刷り込まれてしまった多くの人たちにとって、『君が代』といえば、卒業式や大相撲千秋楽などで流される「あの『君が代』」を連想する...
地域・文化 大山眞人
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(後)
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(後)
しかし、出陣学徒壮行会で使用された「新曲」になると転調のオンパレードだ。『扶桑歌』のイントロから、いきなり『抜刀隊』に入るときにも転調。『抜刀隊』のコーダも転調されており...
地域・文化 大山眞人
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(中)
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(中)
シャルル・ルルーは1885年に、『抜刀隊』という軍歌を、翌年には『扶桑歌』という行進曲(風)を作曲した。『扶桑歌』はとくに明治天皇に献呈された。日本陸軍軍楽隊の基礎を固め終えたルルーは、1888年にフランスに帰国...
地域・文化 大山眞人
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(前)
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(前)
今年も新作を上梓する機会を得た。40年間温めてきた企画だが、上梓するにはそれなりの覚悟が必要だった。歴史的に定説として承認された事象に対して、「NO」を突きつける行為には勇気が要る...
地域・文化 大山眞人
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(後)
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(後)
面白い話がある。1999年、アメリカ『タイム』誌に、「20世紀でもっとも影響力のあったアジア人の20人」に、昭和天皇やガンジー、毛沢東などとともに井上が選出されたのだ...
地域・文化 大山眞人
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(前)
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(前)
筆者が運営している「サロン幸福亭ぐるり」の一番人気のイベントは「カラオケ」だ。まるで歌手になったような気持ちで歌い、演じることができる場所は、たしかにカラオケしかない...
地域・文化 大山眞人
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(後)
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(後)
作家の真山仁氏は、このような風潮について、「絶対安全!」といわれていた原発が東日本大震災時に事故を引き起こしたことが原因となったのではないかと説く...
地域・文化 大山眞人
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(前)
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(前)
緊急事態宣言が解除され、「サロン幸福亭ぐるり」も6月1日から再々オープンさせた。待ち望んでいた常連客が列をなした、といいたいのだが...
地域・文化 大山眞人
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(後)
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(後)
「休校で仕事を休んだ保護者への助成金は、風俗業は対象外」「朝鮮学校幼稚部はマスク配布の対象外」「感染拡大の視点から明らかに不合理な差別が、なぜ行われるのか」(朝日新聞 20年5月10日)と行政による「差別」も問題視されている
地域・文化 大山眞人
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(前)
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(前)
新型コロナウイルス禍により、自主運営する「サロン幸福亭ぐるり」を休亭して間もなく3カ月になる。同調圧力という「逆風」は依然として弱まることがない。この間、世の中で起きているさまざまな“事件”や“変化”が、小さな地域でも顔を見せている...
地域・文化 大山眞人
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(後)
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(後)
「ぐるり」の立ち上げはあくまで私自身の勝手な思い込みからスタートさせたのだ。現在住んでいる公的な住宅の集会場で、自分の思う「居場所」を展開することに限界を感じていた。そこで、隣接するURの空き店舗を借りて再スタートさせた。2013年年末のことである。
地域・文化 大山眞人
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(前)
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(前)
先月末、仕事の打ち合わせに高田馬場に出かけた。午後3時過ぎの西武新宿線の車内は普段よりは少なめ。目の前の座席にいた女性がくしゃみをした。凍りついた視線が一斉に彼女に集中する。いたたまれなかったのか、次の駅で下車した。
地域・文化 大山眞人
ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(後)
ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(後)
「子どもたちをかわいがり、小学校の教師を夢見ていた」1人の若者を、「ヘイト殺人鬼」に豹変させた動機は何だったのだろうか? ノンフィクション作家の柳田邦男さんは、「朝日新聞」(2020年1月9日)で、「社会に古くから存在する優生思想や障害者への差別・偏見の延長線上にこの考えが生まれてきている。ハンセン病者の隔離政策や、旧優生保護法の下で行われた障害者の強制不妊手術など、私たちの社会は差別を制度化し、被害を生んできた。そうした中から植松被告は出てきた存在だ」と述べている。
地域・文化 大山眞人
ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(前)
ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(前)
1月8日、障害者施設「津久井やまゆり園殺傷事件」の裁判員裁判が横浜地裁でようやく始まった。植松被告は殺傷理由を、「障害者は生きていても無駄だから」と発言。この不可解な動機、残忍な殺傷の方法に全国民が震撼した。
地域・文化 大山眞人
ギャンブル依存症は、人間としてのプライドも羞恥心も奪い取る(後)
ギャンブル依存症は、人間としてのプライドも羞恥心も奪い取る(後)
「ギャンブル依存症」は病気であるというのが主流な考え方だ。ギャンブル依存症とは、個人の資質や性格とは無関係に、ドーパミン(dopamine カテコールアミンの1つ。生体内で、アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体。脳の神経細胞の興奮の伝達に重要な働きをする。「スーパー大辞典」)の機能不全が原因で発症する脳の病気のこと。「『やめたい』という意識がありながらもやめられないという時点で、依存症の疑いが強くなります」と(「ギャンブル依存症問題を考える会」代表・田中紀子氏はいう。
地域・文化 大山眞人