2024年04月24日( 水 )

スーパーマーケット 表の事情と裏の事情

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 スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(17)~生産背景が変わる青果
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(17)~生産背景が変わる青果
青果物にはすでに際立った変化が表れている。それは生産背景の変化だ。農家の高齢化がいわれて久しいが、それは今後、農家の消滅の危機をはらむ。団塊の世代がリタイアするからだ。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(16)~豊富な商品は、買い手を豊かな気持ちにする
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(16)~豊富な商品は、買い手を豊かな気持ちにする
商品が豊富な売り場にはどんな結果が生まれるかを考えてみる。商品量が多いと比較選択の幅が拡がるだけでなく、買い手は豊かな気持ちになる。仕事疲れの夕方5時以降のお客はいろいろな総菜が選べることで豊かな気持ちになる。豊かさは楽しさにも通じる。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(15)~揚げ物ばかりの総菜売り場
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(15)~揚げ物ばかりの総菜売り場
惣菜のポイントは「選べる質と量」だ。店舗にとって生産性を考えると揚げ物が一番良い。加工のほとんどを店の外で行えるからだ。店舗では揚げるだけだから手間ひまは加工食品に近い。しかも、客数や時間帯を考えて商品づくりができるのだから効率的だ。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(14)~精肉の条件
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(14)~精肉の条件
生鮮のなかで唯一、加工食品に近いのが精肉である。精肉は鮮魚と違い、その加工工程の大きな部分をベンダーが担っていて、店舗は最終加工とパッケージング作業をすれば商品として店頭に並べることができる。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(13)~水産の大型チェーンは難しい
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(13)~水産の大型チェーンは難しい
生鮮は売り場の量感が販売量に密接に関係する。たとえば、牛乳や卵、あるいは砂糖やサラダオイルといったものなら、売り場に一個あれば購入が可能である。しかし、生鮮4品になるとそうはいかない。ある程度の品数がないとお客は買わない。商品の顔や値段が1つひとつ違うからである。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(12)~生鮮の消化仕入れ
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(12)~生鮮の消化仕入れ
お客にとって価格変更はショッピングストレスとなる。たまの値下げはお客にお得感を与えるが、それが繰り返されるとそのうちに値下げされた商品しか買わなくなる。かといって、値下げをしないと廃棄は増える。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(11)~時間の経過=商品価値の低下?
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(11)~時間の経過=商品価値の低下?
生鮮は鮮度管理と販売期間が極めて短いという特徴を持つ部門である。中でも商品管理が一番難しいのは水産だろう。水産の問題はまず鮮度落ちが速いことだ。さらに魚のサイズや加工技術による歩留まりという部分の差が出る。さらに日によって、季節によって魚種や提供アイテムが変化する。仕入れ価格の変動も大きい。
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スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(10)~異なる業態を、同質化させずに取り込むには
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(10)~異なる業態を、同質化させずに取り込むには
強者の論理で自分たちの価値観を押し付け、同質化を推進する結果になれば、異業態を取り込む意味はない。だからと言って放任というわけにもいかない。
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スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(9)~同業態M&Aか異業態進出か
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(9)~同業態M&Aか異業態進出か
埼玉を本拠に関東、首都圏を中心に161店を展開するヤオコーは2017年、神奈川のディスカウンター、エイヴイを傘下に収めた。両社は両極端な経営手法だ。ヤオコーは高いクオリティーの売り場づくりで評価が高い企業であるのに対し、エイヴイはBGMまで省いたコスト削減を徹底するディスカウンターである。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(8)~ディスカウントの結果は?
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(8)~ディスカウントの結果は?
低い粗利益率を選択するディスカウントの損益分岐上げは高くなる。しかし、価格の安さをお客に認知されれば、それはそのまま買上点数と売上の増加につながる。家族単位が大きい家族や個人飲食業者にとって安く買うことには大きな価値がある。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(7)~ディスカウントは顧客のデマンドを小さくする
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(7)~ディスカウントは顧客のデマンドを小さくする
思い切って価格を安くするとお客の心理に変化が起こる。それは価格以外の期待が希薄になることだ。圧倒的な価格の安さはほかのサービスが不満でもそれを気にしなくなる。
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スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(6)~ディスカウントには勇気がいる
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(6)~ディスカウントには勇気がいる
たとえばPBといわれる小売店がつくるブランドがある。イオンのトップバリューやセブン&アイのセブンプレミアムなどがその代表だが、これは同一ブランドでの価格競争を避けることと製造分野に参画することで原価を下げ、利益率を高めることを目論んだものだ。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(5)~見切り値下げの功罪
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(5)~見切り値下げの功罪
鮮度が落ちれば当然値下げをするというのは食品スーパーでは常識である。もちろん、衣料品の世界でも販売期間は違うが売れ残りの値下げは必然だ。では、値下げはお客の心理にどんな影響を与えるのか?
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(4)~24時間スーパーの実情
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(4)~24時間スーパーの実情
実は24時間営業のスーパーにも開店時間と閉店時間がある。それは概ね午前9時と午後9時である。普通のスーパーマーケットには特売がある。24時間営業の全国チェーンも同じであるが、原価割れか原価に近い目玉商品を24時間売り続けるわけにはいかない。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(3)~24時間、売り場を切り替え続けられるか
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(3)~24時間、売り場を切り替え続けられるか
「生鮮強化」にはまず、鮮度保持だ。たとえば水産物は保存環境温度が5℃を超えるとみるみる鮮度が落ちる。とくに刺身などの加工度の高いものはとくに鮮度落ちが速い。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(2)~お客が求めるもの
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(2)~お客が求めるもの
お客がスーパーマーケットに求める一番のポイントは「自宅から近い」である。それは価格や鮮度より優先される。毎日欠かさず消費する食品は購入頻度が高く、時間という手間を考えると、鮮度や価格だけで店を選べないからだ。
流通・小売 企業・経済
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(1)~人口減、高齢化、少子化 縮小する市場規模
スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(1)~人口減、高齢化、少子化 縮小する市場規模
経産省や業界団体の調査でアメリカ同様、我が国でも小売店舗の数が減少に転じているという。24時間営業も見直す動きも出始めた。
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