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自民の一部に擦り寄る民主推薦市長
政治
2008年12月17日 16:28

 市長就任から2年。吉田宏福岡市長が、自民党に擦り寄る姿勢を鮮明にしはじめた。開催中の福岡市議会定例会では、ホテル誘致、都心の再開発など、自民党が突きつける「開発」優先の課題にうなずくばかり。
 国際会議場横が予想される市によるホテル誘致は、山崎広太郎前市長がその就任時、コンベンション・国際会議場・ホテルという桑原(敬一元市長)路線を否定。国際会議場の規模縮小に加え、ホテル誘致を白紙に戻した経緯がある。吉田宏市長が選挙の時だけ唱えた「身の丈にあった市政運営」は、実は山崎前市長もやっていたことなのだ。
 オリンピック誘致は失敗だったが、この時の須崎再開発計画について、厳しく批判したのは候補者だった吉田宏氏である。しかし、定例議会では大型開発を誘導する自民市議の質問に反対するどころか、賛意を表す始末―。「恥を知れ!」との批判の声がほうぼうから聞こえる。
 山崎前市長が時代にそぐわないとして方針転換を図ったホテル誘致。そして山崎前市長敗北の原因となった都心部の再開発。そのどれもが自民党の一部が宿願としている課題である。
 吉田氏が自民党の開発案に前のめりになるのは、次の市長選挙をにらんでのことであろう。推薦してくれた民主党との不仲は決定的とも言われ、それを証明するかのように、「吉田市長が頼っているのは麻生太郎首相」との話がすっかり定着してしまった。
 市議会自民は相変わらず大物議員がはばを利かせているというが、吉田市長の再選は市議会の多数派である自民・公明を取り込まぬ限り困難といわれる。
 総選挙の行方も絡み、情勢は混沌としてきたが、「我こそは」の思いを抱く「市長候補」が何人もいることは事実。
 どの政党を基盤にしても、吉田市長の人気回復は難しいとの見方があることは確かである。

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