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給付金 「愚策だが貰う」の国民性
政治
2009年1月14日 16:02

 定額給付金を含む2008年度第2次補正予算案が13日、衆院を通過した。各種の世論調査では定額給付金に対する評価は低い。調査によっては80%前後の人たちが支持しないという結果が出ている。
 しかし、筆者の周囲を含めて、「支給されたら貰う」という人たちばかりである。「定額給付金は愚策だ」と口では言うが、くれるというものは貰っておくのだという。さもしいと言われようが政策に反対であろうが、現金は欲しい、それが本音である。給付金についての本音の部分と政策評価はまったく別の話らしい。

 高額所得者が貰うか貰わないかについては、まさに麻生首相の言う「矜持」の問題。貰うけど、ついでにその何倍も使えばいいだろうとの意見もある。「うちはもらわない」と断言する人もいる。問題は高額所得者という自覚のない大多数の国民だ。
 「政策としては愚策だけれど、支給されれば貰う」こうした大多数の姿勢が、実は自民・公明の拠り所となっている。「支給されて、現金を手にすれば『ああ、良かった』となるのが人情。内閣支持率も多少は上がる」ある自民党関係者の、これも本音。定額給付金はダメだと騒いでいるが、支給が始まれば、何事もなかったかのように「何に使おうか」となるのが日本人なんだという。批判はするが、行動がともなわないということだろう。

 確かに、定額給付金に反対という人たちが、そろって支給を辞退するという結果だったら、麻生首相も考え直したのかもしれない。もっとも、首相本人が貰うのか貰わないのかはっきり言わないところにも、ことをややこしくした原因がある。
 参議院での審議を通じて、麻生首相自身、給付金を貰うのかどうかはっきりと明言するべきである。

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