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消費税引き上げ 焦点に
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2009年1月15日 08:58

 すったもんだの末に衆院を通過した定額給付金を含む2次補正予算案。論戦の場は参院に移ったが、与野党逆転の参院は「寝た」まま、空転が続く。衆院では2009年度予算の審議が始まるが、民主党は参院での麻生首相の施政方針演説をはじめ、財政演説、外交演説、経済演説の4演説全てを拒否する構え。衆院だけでの4演説は異例の事態となる。

 一方、自民党内では、消費税の引き上げ時期をめぐり、早くも異論が噴出しはじめた。11年度から消費税を引き上げることを、税制改正法案の付則に盛り込む方針の政府に対し、中川秀直元幹事長は「党内で(消費税引き上げを)議論したことがあったのか」と挑戦状をたたきつけた。同改正案は09年度予算案の関連法案として今国会で審議される。

 定額給付金以上に世論の反発が予想される消費税引き上げ時期の明記は、今年の総選挙だけでなく、来年の参院選にも影響を及ぼす。中川氏以外にも、反発を強める議員は少なくない。2次補正での造反は渡辺喜美氏と松浪健太氏の2人にとどまったが、消費税に関しては雲行きが違う。
定額給付金に反対すれば公明党からひんしゅくを買うが、消費税引き上げ反対なら大丈夫という現実もある。また、定額給付金は有権者の懐を潤す一面があるが、消費税引き上げは逆に財布の金を減らすということ。自分の財布には敏感な日本人だけに、定額給付金とは桁違いの反発が予想される。経済状況が好転する見込みもないまま、消費増税にこだわる麻生首相に共感する人は少ないだろう。確かに、目先の対策さえ満足に打ち出せず、支持率10%台の低空飛行を続ける政権に、消費税を云々する資格はないだろう。

 消費税引き上げ時期に関する与党内の造反は、数十人にのぼるとの見方も広がりつつある。与野党対決だけでなく、与党内の対立からも目が離せなくなった。

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