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古賀誠選対委員長が気にする「変えてみませんか」のポスター
政治
2009年3月 2日 14:31

古賀誠選対委員長が気にする「変えてみませんか」のポスター 自民党の古賀誠選対委員長が29日、テレビ朝日の番組に出演し、自民党の選挙戦略や政局の動きについて語った。解散総選挙について、09年度予算の補正が成立した直後の時期を首相に進言するなどと語り、政局に直結する発言で大物ぶりを見せ付けたが、やはり気になるのは自身の選挙区事情だったらしい。

 民主党に対する有権者の反応について話すなかでのこと。古賀選対委員長が全国を回っていて、「民主党になんとしても政権をとらせたいという感じではない」などとしながら、「ポスターに『変えてみませんか』なんて書いてありますけど」と発言。知らない視聴者は、民主党のポスターに「変えてみませんか」と書かれていると錯覚しそうな話となった。

 実は、古賀氏が言及した「変えてみませんか」の文言が記されたポスターは、古賀氏の選挙区である福岡7区でしかお目にかかれない。福岡7区は大牟田・筑後・八女・柳川・みやまの5市に八女郡で構成される選挙区。磐石の地盤を誇ってきた古賀選対委員長に対して、民主党は最強の刺客をぶつけることになっている。民主党7区の新顔は古賀選対委員長の地元秘書を務めた後、1993年には全国最年少(当選当時)で八女市長に当選、4期16年間改革派の市長として名前をとどろかせた野田国義氏である。無類の選挙上手としても知られるが、野田氏に選挙の極意を伝えたのは、他ならぬ古賀選対委員長だったといわれている。古賀選対委員長としては油断ならない相手なのだ。

 野田氏の選挙上手は、市長初当選時に証明されている。初めての挑戦、しかも古賀選対委員長の意向に逆らっての出馬だったにもかかわらず、野田氏は数千票の差をつけて現職を破ったのである。また、クリントン氏(当時、大統領に就任直後)の登場に沸いた当時の状況と、オバマ大統領誕生の今の状況は、まるでそっくり。現・元両大統領のキャッチコピーは奇しくも「チェンジ」である。

 野田氏は、93年当時の市長選で、多選の相手候補に対し「変えてみませんか」のキャッチコピーで対抗。当選後は「八女のクリントン」と呼ばれた。今度は、代議士を「変えてみませんか」であり、政権を「変えてみませんか」ということになる。オバマ大統領の「CHANGE」が、民主党への応援メッセージに聞こえる人も多いというなか、野田氏の「変えてみませんか」は自民党にとっては一番いやな言葉だろう。

 古賀選対委員長が思わずもらした気になるポスターは、まさに「変えてみませんか」と大書されている。全国の有権者の民主党への反応と言いながら、気になるのは地元選挙区の「変えてみませんか」だったようだ。

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