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行政

きしむ県との関係(福岡市)
行政
2009年4月 2日 09:22

 福岡市と福岡県との関係にきしみが目立ち始めた。ことの発端は福岡空港問題である。先月26日、麻生知事が現空港での滑走路増設案支持を正式表明した。知事は吉田宏福岡市長と並んで記者会見に臨んだのだが、新空港の調査継続についての考え方で温度差を露呈。次いで知事が北九州空港の滑走路延伸について説明を始めたところで、市長が我関せずの態度をとり、会見場から退席させられてしまった。
 北九州空港のことなど聞いてなかったということらしいが、福・北連携の重要性など忘れたかのように、記者団に怒りをぶちまけたといわれる。空気の読めない市長ではある。
その後定例会見で、空港問題では終始麻生知事がリーダーシップを取ってきたことについて聞かれ
「私は知事の部下ではない」と怒りをあらわにしたとされる。よほど知事への怒りが大きいのだろう。
 さて、吉田市長が駄々をこねているうちに、こども病院人工島移転問題で県の逆襲が始まった。
福岡県医療審議会が新こども病院のベッド数を、市の申請より27床も少なく答申する見通しとなったうえ、交通アクセス問題の切り札である都市高速延伸に向けての作業が、ほとんど進展していないことが明らかとなったのである。
 こども病院人工島移転は、県の協力がなければ計画通りには進められない。それを見越した県議会関係者からは吉田市長の知事に対する子どもじみた振る舞いに対し、「何様のつもりかしらないが、知事や北九州に失礼だろう。第一、福岡の市長が北九州空港の延伸で文句を言う筋合いではなかろう。ベッド数はもちろん、高速道路(延伸)でも県がうんと言わなければことははこばないだろうに・・・」と切って捨てる。
 吉田市長の怒りに理解を示す関係者は皆無のようで、市役所の中からも「大人気ない態度だと思う。県との関係がこれ以上こじれたらどうなるか心配」といった声も上がる。孤立無援の市長には茨の道が待っていそうだ。

【市政取材班】

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