NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

政治

鳩山政権 程遠い「会見フリー」
政治
2009年10月 8日 12:00

会見の決定権は記者クラブ???

 今月2日、官邸での記者会見参加を申し入れるため、総理官邸を訪れた。直接担当職員に会うことができなかったため、電話で申し入れの趣旨を説明したが、返ってきた言葉を聞いて驚いてしまった。官邸報道室によれば、官邸側には会見についての「決定権がない」というのである。

幹事社に聞いてくれ???

 今年5月の民主党代表就任会見で、鳩山首相は「私が政権を取って官邸に入ったら(会見を)オープンでやっていく」と明言した。「記者クラブ制のなかでは批判もあるだろうが、(会見には)どんな方も入っていただき、オープン性を高めていく必要がある」とまで述べている。これまで記者クラブだけに許されてきた会見への、海外メディアや雑誌、フリージャーナリストの参加を容認する発言である。当然、特権にあぐらをかいてきた記者クラブ側による拒絶反応が予想されていたし、官邸とクラブ側との激しい攻防が予想されてもいた。しかし、会見参加について官邸に「決定権がない」とは聞き捨てならない。
さらに驚かされたのは、会見参加の申し入れは「記者クラブの幹事社に電話してくれ」と言うのである。「会見フリー」とは程遠い言葉である。「会見フリー」の公約をしておいて、幹事社に聞けとは矛盾していないかと聞いたところ、官邸報道室の担当者は「確かにそうなんですけどね」。

総理より記者クラブのほうが強い???

 総理は会見フリーの方針を示されているのかとの質問には、「うち(官邸報道室)には決定権がない」の一点張り。総理が「会見はフリー」と言っても通らないのか、と重ねて聞くが「幹事社に聞いてくれ。決定権うちにはない」。暖簾に腕押し状態である。
 記者クラブの権限が総理大臣の公約より重いとは、あきれ果てたる次第だ。会見フリーが実現しても、参加条件が大手メディアの息がかかった団体への加入だった、ということにならないようお願いしたい。

関連記事

powered by weblio


政治一覧
政治
2011年7月27日 18:05
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル