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【糸島市長選】松本嶺男氏に聞く(3)~市民協働を掲げ、ともに新しい糸島市へ
行政
2010年1月16日 08:00

<人も元気 まちも元気 新鮮都市いとしま>

 松本 私は、糸島市は都会の便利さと田舎の暮らしやすさを兼ね備えた地域であると思っていますが、もう少し産業の集積があれば、もっと多くの方が就業でき、財政的な自由度の多い素晴らしい市になれると思います。つまりは、不足する雇用の場をどう確保するかが課題でしょうね。松本嶺男氏
 旧前原市では、就労人口3万人のうち、福岡市内へ2万人の方が通勤し、1万人の方が市内で就業しているのですが、市内で働きたいという人はまだたくさんいます。とくに子育て世代の8割はパートでいいから地元で働きたいと思っているようです。そういう方への就業先が必要です。また、一家の柱となって働く方の就業先も必要です。しかし、今は就職難の時代でして、毎月3,000人がハローワークに職探しに訪れるそうですが、パート・就労者合わせても、多い月でも仕事が決まるのは約100人、少ない時には約50人しかおらず、ほとんどの方は仕事が見つかりません。いかに職に困っている人が多いか、地元で働きたいけど仕事がないという人が多いか、ということです。
 しかし、農家に行くと施設園芸をしていまして、トマトやいちご、菊などの栽培農家が多く、そこでは常に5、6人雇っているわけです。そういう働き場所を与えていただいているだけでも助かるのですね。農家は常時雇用力を持っているわけです。ほかの製造業にしても、まずは収益を上げてもらって、人を雇えるようになってくれると、それがまちのエネルギーの素になると思います。
 合併するにあたり、市民の皆さんとの約束ごととして、『新市基本計画』というものがあります。スローガンは「人も元気 まちも元気 新鮮都市いとしま」と立てました。そして、まちづくり計画重点プロジェクトとして、①子育て支援プロジェクト、②校区まちづくり支援プロジェクト、③九州大学を生かした地域づくりプロジェクト、の3大プロジェクトを立てました。私はこのプロジェクトを進めてきた立場なので、これを基本に政策を進めていく義務があると感じております。たとえば、子育て支援については、今考えていることなのですが、前原では4歳まで通院医療費は無料なのです。志摩・二丈は3歳までなのですが、上限を引き上げて6歳とし、福岡市と同じ水準にしようと考えています。
 また、日本は伝統的に小学校校区でいろいろな催し物をやっています。地域づくりの中心はやはり小学校校区からです。これからは小学校を中心としたまちづくりをやっていこうと思っています。また、さまざまな活動にはお金がかかりますので、市民税の1%をお返しし、それで活動してもらおうと考えています。

(つづく)

【文・構成:県政取材班】


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