NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

コダマの核心

2010年は激変してこそ残る(15)~戦略設定とユーザーサービスの両立で勝つ・北洋建設(後)
コダマの核心
2010年2月 2日 16:25

<脱請負のパイオニア>

 北洋建設が福岡において、業界トップの上村建設に次ぐ地位に躍進できた背景には、『脱請負』戦略を同業者よりもいち早く先んじたことがあったからだ。「請負をしない、オサラバ」という意味ではない。「新築請負を超えた事業」を追い求め続けた。結果として、具体的な戦略設定の落とし込みが可能になった。このビジネススタイルの構築には、足かけ10年を要した。同社の急伸できる原動力が『FM事業にある』と同業他社が察知した時には、遅すぎた。北洋建設は遠い彼方を駆け去っていたのである。
 同社には、建築本部、木造本部、TM本部、FM本部と4つの事業部がある。そのなかで、注目のFM本部のことを同社のホームページから引用してみよう。

 『資産の維持保全・再生を、適当なリニュアールとメンテナンスにより実現していくこと、それがファシリティマネジーメントです。この分野を担当するのが、FM事業部。当社は、これまでの経験を踏まえ、また時代の要請にも応えて、改修工事を中心に担うFM事業部をいち早く設立。マンション大規模改修工事に特化したスペシャリスト集団を形成し、幾多の実績をあげています。また今後は、企業戦略に統合されたオフィスビルの維持管理など、FM事業部の領域をさらに拡大していきます。』(北洋建設ホームページより)

 また、同社ホームページではFM本部のことを「すぐれた施工品質を提供し、資産価値アップにつながるVE提案を行う、マンション大規模改修工事のスペシャリスト集団」とも説明している。脇山会長に言わせると「20年、いや25年前から『新規物件を追い求める以外のビジネスはないか』と模索していた。その悪戦苦闘の果てに、『改修ビジネスの市場が今後、拡大される』と予測できるようになった。となれば、この改修工事をどうターゲットにするのか、辛酸を舐めつつビジネスの型を固めてきた」となる。
 凡人が「北洋の現場は改修工事が多いな」と呟いている間に、同社は企業体質を抜群のものにしてきたのである。さらに発展して、全九州にある営業拠点で改修工事の受注をうけるまでになった。この数を総計すると100億円を超える。福岡周辺での北洋建設の現場数を見るだけでは、想像できない数字になっているのだ。

<不安要因を除去する>

 筆者の友人が、マンション居住者組合の副理事長をしている。17年経ったマンションの外装工事を発注する責任役を仰せつかった。10社を超えるゼネコンが入札に参加してきた。業者とは10回を超える打ち合わせ、聞きとりを繰り返した。居住者たちが一番懸念していたことは「心配・不安になる外部からの侵入問題」であった。工事中に足場を組む。その足場を伝って5階、6階まで襲ってくる危険性が想定される。
 各ゼネコンにこの不法侵入対策を尋ねた。北洋建設だけが一番、スムーズに方策を提示した。友人は「なるほどな」と説得されてしまったそうだ。
 「価格の面では安い業者もいた。しかし、一番厄介な不法侵入対策は、北洋さんがピカ一であった。同業者と比較して、こなしてきた現場の数が格段に違うから、発注者の悩み・トラブル解決策を周到に準備されている。あれなら安心して任せられるようになる」という総括評価をしてくれた。
 同社の脱皮は、激変時代に適応していくヒントを明示してくれているようだ。


*記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


コダマの核心一覧
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル