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疑惑の浮泥除去工事 ~港湾事業の闇~
行政
2010年2月 4日 08:00

 下の文書は昨年9月、九州地方整備局「博多港湾・空港事務所」が発注した、「博多港浮泥除去工事」の特記仕様書である。中央区那の津5丁目地先の海中にある「浮泥」を除去する工事で、おそらく福岡市内では初となる。入札に応じたのは地場ゼネコン「博多港管理」1社のみ。契約金額は1億80万円(消費税込み)だった。

 特記仕様書には、「密閉吸引式底質除去装置」によるとして工法が明記されている。実はこの「装置」を有する企業は、九州では1社と言われる。

博多港汚泥除去工事 特記仕様書1博多港汚泥除去工事 特記仕様書2

 下の施行体系図は、問題の浚渫工事のものだが、「博多港管理」の子会社で福岡市漁協の幹部が役員を務める「コンドー」(赤枠)の横に「大石建設」とある。この会社こそ剥層密閉吸引式底質除去装置「サブマリンクリーナー」を保有する企業なのだ。同装置は、大石建設や長崎大学などが「産学官」で研究開発したもので、現在特許出願中とされる。大石建設と組まなければ同装置を使うことはできないことになる。1社しか応札できなかった理由が見えてきた。

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