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長崎県知事に大差で中村法道氏 「政治とカネ」が直撃  民主、参院選に暗雲
社会
2010年2月22日 08:00

 21日、任期満了にともなう長崎県知事選挙の投・開票が行なわれ、即日開票の結果、無所属新人で自民党や公明党などが支援した前県副知事・中村法道氏の初当選が決まった。

 中村氏は59歳。長崎大学経済学部を卒業後、長崎県庁に入庁。農林部長、総務部長などを歴任し昨年から副知事を務めていた。
昨年8月の総選挙で民主党が圧勝。自民党の支援を受けてきた金子原二郎知事が4選出馬を断念するなか、農政連や商工関係など県内における自民系の34団体が「新知事をつくる県民の会」を発足させ、金子後継に中村氏を担ぎ上げていた。(「つくる会」は自民党、公明党を入れて、最終的に46団体)

 同知事選には中村氏のほか、民主、社民、国民新の与党3党が推薦した元農林水産省改革推進室長の橋本剛氏ら6人が立候補。7人による選挙戦が展開された。これといった争点が浮上しないまま、金子県政継承の是非が問われる形となり、金子後継で自民・公明が推す中村氏と、民主党などの推薦で県政の転換を訴える橋本氏による事実上の一騎打ちとなっていた。
 
 中村陣営は、正式推薦を控えた自民、公明の両党をはじめ、農政連など「つくる会」に参加した団体がフル回転。さらに中村氏が卒業した県立島原高校や長崎大学のOB有志らが活発に運動を展開した。政党色を薄め、組織力を生かした戦略・戦術が功を奏したことになる。

 一方、橋本陣営は、与党3党に加え連合長崎などが支援。昨年の総選挙で県内4選挙区を席巻した勢いをそのまま持ち込みたかったが、小沢民主党幹事長が資金管理団体「陸山会」の土地購入にからむ政治資金規正法事件で不起訴になり世論が反発。鳩山首相も国会で「偽装献金」を追及されるなど、「政治とカネ」の問題が直撃し、逆風の中での戦いを余儀なくされた。鳩山政権と民主党にとっては手痛い1敗である。この結果を受けて、改めて小沢幹事長の進退を問う声が上がりそうだ。

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