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チャイナビジネス最前線

対中国戦略2011(1)~西日本国際教育学院
チャイナビジネス最前線
2011年1月17日 07:20

 西日本最大規模の日本語学校を展開する、西日本国際教育学院。「教育」を通じて、日中間のかけはしになると意気込む宮田道郎理事長に、2011年の戦略を聞いた。

<海外事務所拡大の2011年>

西日本国際教育学院 理事長 宮田 道郎 氏 宮田理事長が西安に足を運んだのは、昨年12月暮れ。大連・瀋陽に続く、アジア3カ所目の事務所を構えるのが今回の出張の大きな目的だという。出張期間は4日間。事務所予定地は、地元でも由緒ある豊慶公園のそばに決めた。

 西安は、中国国土のほぼ真ん中あたりに位置する交通の要衝のまちだ。都市機能が処理能力をオーバーしかかっている北京から首都を移転する構想にも上がっているほど、経済成長が期待されている西安だが、中国の主要都市の中でもとりわけ反日感情が強いとされる都市だ。

 ただ、そんな西安にも日本語を学んでいる若者は多い。国内に430校あると言われる日本語学校で、西安に本格的に拠点を構える学校は初めてだ。反日感情が強いからと言って避けて通るよりも、そんな都市だからこそ、日本のことをより理解してもらいたいと考え、やりがいを感じているようだ。西安にあえて拠点を持つことで、まだ手を付けられていない優秀な人材を掘り起こそうとしている。

 さらに、3月には内モンゴルに事務所を設置する予定。2011年初頭から海外事務所を一気にこれまでの2倍にすることで、名実ともにアジアでの知名度ナンバー1の日本語学校になるのだと、そう話す宮田理事長にはその意気込みが感じられた。

<採用面接で見せた中国人スタッフの可能性>

 西安に到着した翌日には、スタッフの面接が行なわれた。2人の採用枠に対し、応募してきたのは約40人。いずれも日本語能力検定1級を取得している、日本語能力に長けた人材ばかりだという。面接に訪れた彼らはみんな、日本と同様、リクルートスーツに身を包んでいる。日本文化を事前に理解してきている。

 面接が始まると、最近の日本人には見られない「度胸」も感じさせる。ある女性は、自己PRで歌が得意だと言った。面接官の1人が「では、ちょっと歌ってみて」と言うと、「日本語で歌いますか?中国語で歌いますか?」と聞き返された。そのあと、日本の歌の一節を上手に歌ったというが、物怖じしない、堂々とした態度に感心させられたそうだ。

 また、日本語を学ぶ中国の若者は、日本の若者よりも「奥ゆかしさ」や「日本文化的マナー」を学んでいるようだ。あるとき、宮田理事長がコートを脱ぐそぶりを見せたところ、即座に後ろに回って、コートをハンガーにかけてくれたのだという。年齢を聞くと21歳の女子学生だったそうで、そのとき、日本人の若者に同じことができるだろうかと感じたという。

 ある中国の高校では、「日本語を学ぶと人生が変わる」と教えられているのだとか。夢を求めてアメリカに留学する日本の学生は年々減っている。その代わり、中国人の学生がどんどんアメリカに進出していて、彼らはみんな人生を変えるための壮大な夢を抱いている。宮田理事長は、大きな夢を持って日本に学びにきている中国の若者の期待に応え続けることが、日本語学校として最も大切なことだと話す。

 現地で採用した2人は、採用翌日から研修期間に入ったという。何事も大胆な発想と戦略で、スピードをもって即決断・即実行が大切だと、宮田理事長は話す。新しいスタッフには、未開拓の学校を訪問し、西日本国際教育学院の名前を広めるミッションが課せられる。

(つづく)

【杉本 尚大】


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