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2011統一地方選挙

城南区・6議席に12名の激戦、ついに山が動く~2011福岡市議選
2011統一地方選挙
2011年2月14日 12:15

 4月1日告示の福岡市議会議員選挙において、すでに各区で定員を超える候補予定者が名乗りをあげているが、最激戦区と言えるのが城南区である。同区では、現時点で定数6に対し、現職6名、新人6名の計12名が立候補を予定しており、前回(2007年)に続いて、競争率2倍となる公算が高い。
 この激戦を物語るのが、中村大学前交差点から福岡大学方面に伸びている城南学園通りである。この通りには、4名の市議候補予定者の事務所が間隔をおいて立ち並び、期間限定で「城南選挙通り」と呼んでもいいくらいである。

高山博光 市議会議員 そのようななかで13日、これまで8期連続トップ当選の現職・高山博光市議(71)(平成会)が事務所開きを行なった。茶山にそびえたつ事務所は、まるで山城の本丸のよう。小雨降るなか集まった400名近くの支持者が、目前の戦いにおける奮闘を誓い合った。

 「市民のためになるかならんかこの一本でやっている」という高山市議は、「事務職や外部有識者ばかりの教育委員会へ優秀な現場の校長を入れるべき」と、教育行政について熱く語った。また、昨年(2010年)7月24日の豪雨によって氾濫が起きた樋井川に対し、市や県へ洪水対策を働きかけた実績を強調。話は市政のみならず、民主党政権の財政政策への批判など多岐におよんだ。
 自ら「マイクを握ったら離さない」という高山市議。政治課題は語りつくせないほどあるということだ。そうした市議生活32年の大ベテランながら、若手市議も顔負けの『常に最前線へ身を置く政治姿勢』が、根強い人気の理由である、と支持者は語った。

 しかし一方で、「早く高山さんの意思を受け継ぐような若い人が現れてほしい」という声も...。「今回(9期目)が最後」といっていた高山市議だが、最近は「93歳までやりますけん!」と語っている。現役のラグビー選手ということもあり、気力・体力面で不安はない。また、今回当選しても高山市議が代表を務める会派・平成会は今のところたったひとりとなる。「せめて(会派に)5名くらいはいてほしい」と、ある支持者は語った。

 13日の事務所開きには、無所属で立候補を予定している南区・本山貴春氏(28)と早良区・飯野健二氏(49)の新人2名も参加。サプライズとして、高山市議は両名を支持者の前に招き紹介を行なった。本山氏は、父が高山市議の後援会にいたこともあり、少年時代から同市議を見て育ったという。一方、飯野氏は高山市議の高校の後輩であり、「当選して平成会に入りたい」と語っている。

【山下 康太】

高山市議、事務所開きの様子(13日)

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2011年4月13日 14:20
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