（株）スターフライヤー（本社：北九州市小倉南区、米原愼一代表）が、東京証券取引所第二部に上場申請を行なっていたことがわかった。これを受けて東証では上場審査が行なわれ、スターフライヤーは年内にも東証二部に株式を上場する見込みとなる。

　同社は2002年の設立。北九州空港構内に本社を構え、現在は北九州－羽田線、関西－羽田線、福岡－羽田線の計３路線を展開している。また、来年７月（12年）には同社初の国際定期便となる北九州－釜山線（韓国）を就航する予定となっており、積極的な事業展開がみてとれる。実際、決算数値も好調で、11年３月には過去最高の売上高と利益を計上。今期も好調であることから、先の上場申請に繋がったものとみられる。

　ちなみに、同社の米原愼一代表は三井物産の出身で、通信会社（株）YOZAN（08年９月に上場廃止）の再建などにも関わった人物。投資ファンドの役員を務めており、業績不振の責任をとって退任した創業者・堀高明氏に代わり09年にスターフライヤーの代表に就任した。当初はファンドマネージャーによる航空会社の経営手腕に疑問符を付ける声も挙がっていたが、ふたを開ければ、わずか２年余りでキャピタルゲインを得られるまでに同社を立て直したことになる。

　なお、同社ＨＰ上に記載された主要株主は以下の通り。
　DCM IV, L. P.、TOTO(株)、(株)安川電機、北九州エアターミナル(株)、九州電力(株)、日産自動車(株)、大和証券(株)、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツ(株)、福山通運(株)、投資事業有限責任組合エヌアイエフグローバルファンド、信金キャピタル二号投資事業有限責任組合、羽田タートルサービス(株)、(株)ドリームインキュベータ、新日本製鐵(株)、西日本鉄道(株)、ネオステラ1号投資事業有限責任組合、スターフライヤー従業員持株会、全日本空輸(株)、鈴与(株)、(株)合人社計画研究所、第一交通産業(株)、その他。

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