NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ

会社情報

積水・大和特集

セキスイWATCHING(12)~企業改革(1)
積水・大和特集
2010年2月24日 16:32

 経営者としてなすべき仕事として、
 「1.経営理念の確立」
 「2.会社の経営未来像の構築」
 「3.この未来像を実現のための中長期、年度計画の策定」
 「4.年度経営計画達成のためのマネージメントの実行」
がある。

 経営理念とは、経営者の人生観、事業感、使命感を凝縮させたものである。人間に例えれば、その人の人生観であり、生き様の思想や哲学にあたる。

 積水ハウスの今日は、創業者と言っても過言でない田鍋氏によってスタートした。創業時の熱い思いは「お客さんに認めてもらえる価値ある商品、サービスを提供し、お客さんに喜んでもらいたい」という一念にあったはず。「お客さんため」の一念が、やがて世間から信頼を得て、社会の信認を得、今日の成長を築いたのである。
 もし、金儲けに走っていたとしたら、今日の隆盛はなく、市場から消え去っていたことだろう。

 会社とは、「社会のために役立つ」という創業者の「高い志と人格」が、法人格というかたちを取っているに過ぎない。田鍋氏の高い人格、熱い思いの社会的使命を明文化したものが「経営理念」である。
 積水ハウスは根本哲学として、「人間愛」を掲げたのである。

 目標として、「最高の品質と技術、住宅産業のリーダーであり続けるためには、質・量においても、名実ともに業界第1位でなければならない」と掲げている。企業の成果は、各事業所、各社員の実行力の高さに大きく依存する。社員のやる気ある実践力にかかっている。
 今の経営者には、この部分大きく欠けているのではないのか。経営理念の行動理念を実践する「社員のやる気」がなければ、他社との競争には勝てない。

 「敏なれば則ち功あり」。これは、敏速にことを処理すれば、必ず成績は上がるという意味の孔子の言葉だ。

 社長の打ち出した方針が3日以内に全国の営業所や工場に行き渡り、それに対してのメリット・デメリットなどの意見が各地から上がり、それを評価、あるいは阻害要因を排除するなどして、すぐさま実行される。そのような組織になっていないと、会社の発展は望めない。
 今日伸びている企業は、どこもこのような行動力を持っている。

(つづく)

【野口 孫子】

※この連載は積水ハウスに対してエールを送るものであり、誹謗中傷を目的とするものではありません。

*記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


積水・大和特集一覧
積水・大和特集
2010年3月15日 10:13
積水・大和特集
2010年3月12日 15:39
積水・大和特集
2010年3月 2日 13:07
積水・大和特集
2010年3月 1日 13:42
積水・大和特集
2010年2月26日 15:18
積水・大和特集
2010年2月24日 16:32
積水・大和特集
2010年2月23日 10:33
積水・大和特集
2010年2月19日 15:45
積水・大和特集
2010年2月18日 11:57
積水・大和特集
2010年2月16日 08:00
積水・大和特集
2010年2月15日 08:00
積水・大和特集
2010年2月12日 13:33
積水・大和特集
2010年2月 8日 08:00
積水・大和特集
2010年2月 5日 15:00
積水・大和特集
2010年2月 3日 11:34
積水・大和特集
2010年2月 2日 13:08
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル