福岡市中央区荒戸の選挙事務所で出陣式を行なった、共産党推薦の新人、西福岡・糸島民主商工会事務局長の有馬精一氏（59）は、午前11時から福岡市中央区の天神ツインビル前で第一声をあげた。

　選挙公約で、国民健康保険料の１万円引き下げ、保育所と特養老人ホームの増設、住宅リフォーム制度の導入を掲げる有馬氏。残りのふたつの公約は、不況にあえぐ地場中小企業に仕事を回すといった経済政策としての意味合いも持つ。
　有馬氏は、第一声で「私が市長に当選したら４つの仕事を行なうと約束する。第１の仕事は、暮らしを応援し、財政改革を行なう。第２は、人工島事業をただちに中止させ、今投入されている100億円の税金を市民の暮らし応援にまわしていく。第３は、子ども病院の現在地での建て替えを早急に進めていく。第４は、教育環境を充実させ、子育てを応援していく」との内容で聴衆に向けて熱く訴えた。

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