<黒ヘルの男がバイクで逃走>
9日夜、北九州市小倉北区で何者かが拳銃を発砲、男性が腹部に軽いケガを負う事件が発生した。近年、北九州地区では多発する発砲事件を受け、警察は厳正な警備体制を敷いていた。その警備をあざ笑うかのように発生した発砲事件は関係者に衝撃を与えている。
今回、発砲事件が発生したのは小倉北区大手町の介護施設の建設現場近くにあるスーパーゼネコン清水建設の現場事務所。関係筋によれば、午後7時過ぎ、現場事務所に黒いヘルメットを被り、黒っぽい服装の男が侵入し事件は起きた。発砲後、この男は外で待機していた別の者のバイクで逃げた模様。
近年の発砲事件では清水建設が標的にされることが多い。今回の介護施設の施工が同社で決定した際、地場建設関係者の間では「また、狙われるのではないか」と危惧する声が多かった。同様の事件が連続して発生することで市民の不安が増す一方となっている。まずは厳正な捜査と"次"を起こさない対策を執ることが肝要だ。
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