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オーナー救済のため設立されたマンション管理会社の素顔~「紛糾した管理組合総会は成立せず」(7)
特別取材
2011年6月30日 09:19

 6月中旬PDオーナーズコミュニティが受託した3物件の管理組合の総会が同日に開催された。I氏が理事長を務める物件の総会は紛糾した。
 同物件は、コミュニティサービスが1室保有しているオーナーである。PD社が管理会社、コミュニティサービスが組合員となり双方の立場が逆転した。会場でコミュニティサービス側は、内在する疑問点・矛盾点を厳しく追及した。

総会は紛糾した... 議案書の決算報告では、引き継ぐ以前に業務を手掛けていたコミュニティサービスの報告書には入出金の確認が困難であることが記載されていた。コミュニティ社これに激しく反発。「指摘されるようなことはなく、すべての科目を記載している。仮に疑問点があるならなぜ問い合わせてこないのか。自社の知識不足にも関わらず弊社を悪者に仕立てることですり替えようとしている」と怒りを隠さない。「むしろPD社の収支計算書の科目がめちゃくちゃ。不透明な点も少なくない」、さらに契約している損害保険について「契約内容が時代に逆行した内容に変更されている。その根拠が不透明」。そして、「保険会社はI氏が勤務している会社に変更されていた」「正当な手続きを経たのであればそれを公にすべき。総会ではそれも不透明だった」。コミュニティ社はほかにも問い質したい案件が多数あったが「最後まで行きつかなかった」という。

 総会は成立せず「流会」となった。成り行きを見守っていたある組合員は、全容を理解したとして、コミュニティ社に謝意を示したという。
 PD社は議案の不明瞭な点を明快にし、議事録作成を早急にしなければならなくなった。

【鹿島 譲二】

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