先の第二四半期決算において、(株)フジタ(本社:東京都、2009年に上場廃止)は、子会社のフジタ道路(株)を連結子会社から外したことを発表した。フジタ道路の前期2011年3月期の年商は約120億円、▲約2億2,200万円の最終赤字を計上している。フジタ道路の現経営陣が共同出資して設立した合同会社が受け皿となっており、形のうえではMBO(経営陣企業買収)ということになる。
フジタを支援しているのは米・ゴールドマンサックスであることは既報の通り。投資会社の最大の目的がキャピタルゲインの獲得であることからすると、今回のMBOにはフジタの再上場への布石の意味合いが込められているものと推測される。
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