エアコン室外機の窃盗事件が増えつつあるという。福岡県警は12月13日と15日に同様の窃盗事件で容疑者を検挙しており、今年9月にも同じく逮捕者を出している。
実は、エアコン室外機の窃盗は2006年頃から急増しており、その後も金属相場の上下にともなって増減を繰り返している。内部に使われている「銅」が高値で売れることから廃品回収業関係者が事件に関わるケースが多いものの、対象が誰の手にも届く場所に置いてある室外機であるため、一般人が窃盗に手を染めるケースも多いという。実際に、12月13日(犯行日は12日)に起きた飯塚市内の事例の容疑者は、アルバイトを行なっている男性2名であった。
仮に盗まれた場合、室外機はエアコンの機種ごと異なる仕様となっているため、多くはエアコン全体の買い替えが必要になる。屋外であるため対策はしづらいが、金具で室外機を固定する、あるいは振動感知の防犯ブザーを設置することで、被害にあう可能性を大幅に減らすことができるという。