ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

経済

シンガポールの観光産業が絶好調(前)
経済
2012年2月 6日 16:00

 世界的な経済不況が続く中、シンガポールの観光産業が、ここ2年、急上昇中だ。長期的なスローガンのもと、観光産業を国家戦略として発展させてきた。2010年の観光収入は、188億シンガポールドル(約1兆2,220億円、1シンガポールドル=65円)をたたき出し、国内総生産の6%にまで達している。今や、シンガポールにとって欠かせない産業に成長した。
 東日本大震災の風評被害などで打撃を被っている日本の観光産業。参考にできる部分が大いにありそうだ。

<カジノの成功でラスベガス超え>
0203_s_1.jpg マーライオンのある公園からマリーナベイを振り返ると、世界最大級の観覧車シンガポールフライヤーが目に飛び込んでくる。その右手には、前衛的な建築。勇壮な3本のビルに大きな船を乗せたようなその姿は、さながら近未来。米系のラスベガス・サンズが、シンガポールに建てたマリーナ・ベイ・サンズ(MBS)だ。

 2009年、シンガポールに入国した外国人の数は約968万人だった。2010年には約1,163万人に跳ね上がっている。2011年も、前年同期比で概ね14%上回っている。中でも日本からの訪問客は前年比約24・3%増と大きく伸ばした。(データ・シンガポール政府観光局提供)

 この観光客数の上昇には、カジノの成功が大きく関わっている。2010年に、MBSと、セントーサ島のリゾート・ワールド・セントーサに、2社のカジノがオープンした。その売り上げは、開業2年にして早くも本場ラスベガスをしのぐ勢いだ。

 2社のカジノは、戦略的に客層のすみ分けを行っている。セントーサ島は、ここ2年で大きく様変わり。カジノに隣接してユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)が入っており、こちらは、ファミリー向け。MBSは、付近にコンベンションセンターなどが集まっており、ビジネスマン向け。それぞれがターゲットを絞っている。

 以前は、「マーライオン」が主な観光地だったが、国家のビジョンとして、名所を創出している。
 国土の小ささを嘆くのではなく、創り出す―。これがシンガポールの強さだ。

【岩下 昌弘】

| (後) ≫


*記事へのご意見はこちら


※記事へのご意見はこちら

経済一覧
経済
2012年12月14日 15:01
経済
2012年12月14日 11:47
経済
2012年12月13日 15:04
経済
2012年12月13日 11:38
経済
2012年12月12日 15:06
経済
2012年12月12日 11:31
経済
2012年12月11日 15:16
経済
2012年12月11日 11:32
経済
2012年12月10日 15:02
経済
2012年12月10日 11:32
経済
2012年12月 7日 15:04
経済
2012年12月 7日 11:36
経済
2012年12月 6日 15:11
経済
2012年12月 6日 11:30
経済
2012年12月 5日 15:23
経済
2012年12月 5日 11:30
経済
2012年12月 4日 15:15
経済
2012年12月 4日 11:37
経済
2012年12月 3日 15:08
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル