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博多発・仮想化システムのパイオニア(中)~試行錯誤でつかんだ飛躍への足がかり
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2013年2月28日 09:00

<貫く創業のポリシー「死ぬまで付き合う」>
 ――天国と地獄を見て、再び復活してきたというわけですね。御社の業務形態は、「仮想化」システムのほかに、どのような分野を手がけていますか。

 冨田 「仮想化システム事業」を筆頭に、原価管理システムなどを構築する「業務システム開発事業」、顧客の要望に応えたニッチなソフトウェア開発を行なう「自社プロダクツ事業」、ディスプレイを超える仮想化世界の実現をコンセプトにした「エモーショナルシステム事業」の4つで成り立っています。その各々が連携することで、クライアント企業の要望をすべて自社で対応するワンストップサービスの体制を整えています。

 ――最近の主要なクライアント層は、どのあたりになりますか。

tomita.jpg 冨田 医療関係が多くなってきていますね。薬の卸商や調剤薬局は設備投資を活発に行なっているようで、引き合いが多くなっています。それと、先ほども話に挙がった自治体、病院、学校などで、大規模な仕事を請けられるようになってきました。
 我々は、創業当初から「死ぬまで付き合う」をポリシーとして掲げて顧客と向き合ってきましたし、サービスの質を保つために受託業務のほとんどすべてを自社チーム内でやってきました。ここ最近、ようやく陣容が整って、大きな仕事もこなせるようになってきたという状況です。収益安定化のために、ストック型ビジネスの開発もやりたいのですが、それはこれからの課題です。

 ――同業他社と協力して手を広げる道もありますよ。

 冨田 実は私、業界に友達が少ないんですよ(笑)。というよりも、福岡にも同業者は無数にあるのですが、「ともにやれるスピリットを持っているな」と感じさせてくれる同業者がほとんどいないという方が正確かもしれません。風変わりな会社かもしれませんが、顧客本位の姿勢を評価してくれたクライアントが継続的にお付き合いしてくれているのが、我が社の本当の特徴かもしれません。

 ――調剤薬局で言えば、ドラッグストア形式で伸びている会社がたくさんあります。そこにはすでに同業者が入り込んでいるわけですが、シェアを拡大できそうですか。

 冨田 ひっくり返す自信はあります。同業他社のパッケージ押し付け型、担当者の不満は相当に溜まっています。店舗配置や在庫の最適化は得意分野ですので、我々の提案を活かしてもらえる場は多いと考えています。

(つづく)

≪ (前) | (後) ≫

<COMPANY INFORMATION>
■(株)ピー・ビーシステムズ
代 表:冨田 和久
所在地:福岡市博多区東比恵3-3-24
設 立:1997年2月
資本金:1億3,343万円
売上高:(12/9)9億356万円
URL:https://www.pbsystems.co.jp/

<プロフィール>
tomita_pr.jpg冨田 和久(とみた・かずひさ)
1963年7月17日生まれ。九州大学経済学部経済工学科を卒業後、システムエンジニアとしてサラリーマン時代を過ごす。その後独立し、技術者集団である(株)ピー・ビーシステムズを1997年2月に設立。「Nothing Seek, Nothing Find(虎穴に入らずんば虎児を得ず)」を身上に同社を運営し、現在に至る。


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