28日、福岡国際会議場で会社合同説明会が開催された。主催は福岡商工会議所と福岡市。共催に九州地区大学就職指導研究協議会と後援に福岡労働局、福岡県、福岡県若者しごとサポートセンター、（財）産業雇用安定センターが名を連ねる。今回104の企業・団体が参加し、人材の確保を行なうべく、各々のブースにおいてPRを展開していた。

　対して、就職活動を行なう学生らは約2,000名が参加。希望する企業のブースや興味のある職種に対して熱心に聞き入るなどこちらも熱い就職活動を行なっていた。地場への就職を希望する学生は、「とにかく、スムーズな就職ができるように情報収集を行ないたいです」と、様々な企業の情報活動に余念がなかった。一方、受け入れ側の企業の人事担当は「ここ数年、数名ですが新卒を採用しています。しかし、まずは大手企業狙いの学生が多く具体的な面談はこれからです」と、フレッシュな人材の確保に余念がない。

　市場では明るい兆しが見えてきたとも聞くが「大企業に傾注した話であり、地場中小にはまだ浸透していない」という声もある。大企業に負けない特性を持ったオンリーワン企業も中小企業には多い。とにかく学生にはよく情報収集を行なって納得いく就職を目指していただきたいものである。

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