タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマーといったメコン川流域エリアを対象にした物流を考える企業向けのセミナーが、今月21日にアクロス福岡で開催される。

　日本貿易振興機構（JETRO）はメコン地域内の物流の実態を把握するために、すでに進出している日系物流企業や製造業への聞き取り調査、物流の動向、コスト、所要時間、通関事情などの実地調査を行なってきている。それに加えて、経済改革で注目されているミャンマーの首都ヤンゴンとタイの首都バンコク間を、実際に貨物を積んで実走調査を行なってきた。

　今回のセミナーでは、タイを中心とした第三国への展開を視野に入れる日系企業の最近の事情に加えて、これまで調査してきた物流の実態について報告される予定だ。メコン地域は各国のビジネス環境の整備や製造拠点としての市場の魅力が高まってきているが、あわせて東西経済回廊をはじめ、地域内の物流環境の整備も進んできているという。

　講師はJETROバンコク事務所のスタッフである浅野義人氏と、JETROアジア大洋州課の課長代理・小島英太郎氏が務める。この地域への展開を視野に入れる企業にとって、最新の情報を仕入れることができる絶好の機会となりそうなセミナーだ。入場は無料。

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