2014年1月24日に佐賀地裁唐津支部より破産開始決定を受けた(株)近松ストアー。同社は1913年2月に劇場「近松座」として設立。その後、業態変更し、76年11月に唐津市和多田に「サンシティちかまつ」を開業した。95年には福岡に進出し、糸島市二丈深江に「ヨークス」の屋号で出店。一時は4店舗を展開していた。
しかし、店舗老朽化に加え、福岡県西方沖地震で店舗が被害を受けたことも影響し、2006年に2店舗を閉鎖。残る2店舗で経営の巻き返しを図っていたが、地場スーパー、ドラッグストアなどとの競合激化もあり、12年8月期の売上高は約8億4,800万円にまで減少。店舗を譲渡し不動産業に業態変更する説もささやかれていたが、再建の見通しも立たないことから破産の運びとなった。
消費増税前、緊急流通セミナー開催!
(株)データ・マックスでは、3月18日に小売業者を対象としたビジネスセミナー「消費税8%、増税後の小売業はこう変わる ~消費税増税で、生きるスーパー、死ぬスーパー」を緊急開催いたします。
講師は、地場大手スーパーのバイヤー、店長、事業部長、役員などの経験を持つ流通コンサルタントである神戸彲氏。税率引き上げ後の小売業がどうなっていくのか、解説していただきます。
※記事へのご意見はこちら