（株）ヒューマンライフ 代表取締役 中山 英敬
＜創業に至るまでの経緯 会社がやらねば俺がやる＞
「株式会社ヒューマンライフ」の中山英敬社長は、昭和32年（1957年）の生まれで福岡県田川市の出身。大学を３年で中退、地元の麻生セメント（株）に入社し、セメント製造工場の工務課に所属となる。７年後に新規事業（人材派遣事業）に出向となり、人材派遣サービスの営業を担当する。抜群の営業力で営業部門の責任者に昇進。その後、次の新規事業（テレマーケティング事業）に移動となり、責任者に就任する。テレマーケティング事業（コールセンター）の基盤づくりに全力で挑むが、３年も経たないうちに事業撤退が下される。何故なのか、納得できない。「会社がやらねば俺がやる」と1998年１月に資金ゼロから独立創業。「日本一のコールセンター」を掲げ、夢に向かい突っ走る。次から次にと苦難の連続。その年の10月に自らの意志で福岡県中小企業家同友会に入会。支部例会や全国行事に積極的に参加する。学びと実践の繰り返しで、苦難を乗り越え成長した。
＜日本一のコールセンター 雇用をとおして地域社会に貢献＞
「私たちが掲げる『日本一』とは、建物の大きさやコールセンターの規模ではありません。"あそこに電話したときの応対は素晴らしい。いつも元気で明るくて、やさしさや思いやりの気持ちがどんどん伝わってくる"と言われるような、日本で一番、電話の応対が素晴らしいコールセンターのことです。日本一のコールセンターを実現するためには、そこで働く一人ひとりが、魅力溢れる人間へと成長し続けなければなりません。本人の夢や、そうなりたいと思う強い意志がとても大切です。
人材の採用では、経験や資格等は問わず、人間性や意欲を重んじています。今現在180名程の体制で、人材の育成に全社を挙げて取り組んでいます。コールセンターには、お客様から毎日のように、お便りや贈り物が届けられます。お便りや贈り物を届けたいくらいに、電話の応対が素晴らしいのでしょうね」と中山社長は語った。
＜中小企業が主役の時代に 中小企業の意義と役割の重要性＞
「こんな我が社のような個人資本の中小企業でも、コールセンターをとおして日本中のお客様から信頼や評価をいただき、一人ひとりの従業員が夢と希望に満ち溢れ、働くことの喜びを知り充実しています。
日本の企業の99％が中小企業であり、就労者の80％近くが中小企業で働いています。中小企業が元気でないかぎり、日本の未来はありえません。魅力ある中小企業への就業や起業を促し、人材が大企業信仰にとらわれないように、各学校段階を通じて、健全な勤労観や職業観を形成する教育の充実が必要だと思います。多くの若者や地域の人たちが、この地域に根差し続ける中小企業に光をあて、一人ひとりがもつ個性や能力が開花され、可能性を信じ多くの若者たちが挑戦してくるような、地域社会の経済基盤みたいなものがあるといいですね。論理的な経営学より、暑く燃える企業家精神の方が、今の時代には必要だと思います。中小企業憲章の『中小企業は経済を牽引する力であり、社会の主役である』をこの福岡で挑戦したいですね」と中山社長は熱く語った。
＜プロフィール＞
中山 英敬 （なかやま ひでたか）
1957年生まれ。福岡県田川市出身。大学を３年で中退、地元の「麻生セメント（株）」に入社。セメント製造工場の工務課に所属した。７年後、人材派遣サービスの営業を担当。抜群の営業力で営業部門の責任者に昇進。その後、テレマーケティング事業の責任者に就任。98年１月、資金ゼロから「（株）ヒューマンライフ」を独立創業した。
＜会社概要＞
（株）ヒューマンライフ
代表者：中山 英敬
所在地：福岡市博多区博多駅東2-17-5
設 立：1998年１月
資本金：1,000万円
ＴＥＬ：092-482-8500
ＵＲＬ：http://www.human-life.co.jp/
※本稿は以下の書籍に掲載されています。
このたび、弊社では「愛する福岡へ 201人の提言」を発刊いたしました。内容は、政治、経済、学界の有識者および福岡・九州で活躍する企業経営者が、それぞれの立場から福岡の未来に対する提言集となっております。本著には、以下でご説明するさまざまな活用法がございます。
活用法その１ 「企業経営の良き参考書」
各界を代表する有名経営者の提言は、これから起業される方をはじめ、現在、経営に携わっている方への良きアドバイスとなるでしょう。経営戦略・人材育成・CSR（企業の社会的責任）など、内容は多岐に渡っており、さまざまな場面でお役に立つはずです。
活用法その２「営業先を知るための予習書」
福岡を中心に各企業の代表がずらりと掲載されている本著は、各経営者の考え方や社歴を知るための予習書として営業ツールに最適です。
活用法その３「福岡の未来が分かる予言書」
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