以下、東京都にお住まいの占部聰長氏よりいただいた東日本大震災の被災地であり、福島第一原発事故で深刻な被害を受けた福島の復興、そして日本の再興のための提言を紹介いたします。
石原都知事は性懲りもなく「東京オリンピック」に再チャレンジしている。国民は白けてしまい無関心である。新東京銀行の1,000億円の損出をカムフラージュするために「オリンピック招致」をしているが、民意を反映していない老害である。
の「東京オリンピック」前の東京の高速道路、地下鉄の工事は国民を熱狂させた。私はできたての首都高速に乗り、渋滞はないので用もないのに何周もしたことを覚えている。また、「新首都創世」は現在の意気消沈の国民に新しい活気あるテーマを与え、奮い立たせるだろう。さらに福島新都にオリンピックを招致すれば、その関連施設の建設の需要で経済復興への大きな後押しとなる。
今回、「ＦＵＫＵＳＨＩＭＡ」は「ＨＩＲＯＳＨＩＭＡ」「ＮＡＧＡＳＡＫＩ」と同様に世界中で有名になった。風評被害で日本から観光客が逃げている。そこで「ＦＵＫＵＳＨＩＭＡ」を復興のシンボル、また廃炉にする原発を「脱原発」のシンボルとする。「ＨＩＲＯＳＨＩＭＡ」の反核のシンボル「原爆ドーム」のように、「ＦＵＫＵＳＨＩＭＡ」を世界にアピールすることには、きっと世界中の人たちが共感してくれるだろう。
「福島第一原発」を「世界遺産」に申請する。「原爆ドーム」と同じく「負の遺産」として登録申請するのだ。個人的な意見だが、ドイツみたいに「原発完全廃止」には反対である。原発は科学技術の最高峰である。今回は、建設当時の東電、建設省の技術者とＧＥの技術者の無知とおごりの結果である。開発者が技術に失敗した最悪の例である。この事故の検証を公開で調査し、反省すれば日本の今後の100年の科学技術は発展する。日本人は必ず最高の「核発電炉(融合炉)」を完成させるだろう。
最近、ＮＨＫ番組で今回の「福島第一原発（ＧＥの欠陥原発マーク－１）」も、あと10メートル高台にあれば女川原発のように問題はなかったとされていた。「福島第一原発」は、海抜30メートルの高台を掘り起こし、わざわざ海抜10メートルのところに製作したという。どうりで、同原発の後背地が高い丘になっているわけである。１炉4,000億円の原発４炉を廃炉にした稚拙さを物語っている。当時の「東電」「通産官僚」エリートがバカであった証明だ。現在、両者のエリートもそのバカさ加減を引き継いでいる。今回の経験を今後に生かしてもらいたい。
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